「事業者支援スキルアップゼミ(信用金庫・信用組合本部職員向け定期的な勉強会)」(第2回)を開催しました(令和7年6月11日)
関東財務局では、管内信用金庫、信用組合における継続的な人材育成の一助となるよう、独立行政法人中小企業基盤整備機構関東本部の協力のもと、事業者支援の中核を担う本部職員向けに、グループディスカッションを中心に実践的なノウハウを身に付けることを目的とした定期的な勉強会を令和6年から開催しています。令和7年は「M&Aを含めた事業承継支援」をテーマに全4回開催します。
開催概要
- 開催日時 令和7年6月11日(水曜日)14時から16時40分
- 開催方法 対面
- 開催場所 さいたま新都心合同庁舎1号館 1階多目的室 (埼玉県さいたま市中央区新都心1-1)
- 参加機関 関東甲信越に本店を有する信用金庫・信用組合(計18先(名))
(協力:独立行政法人中小企業基盤整備機構関東本部、オブザーバー:関東経済産業局)
次第
- 開会挨拶
関東財務局 理財部 金融監督官 小西 慶典 - 講演(事業承継案件の掘り起こしについて)
独立行政法人中小企業基盤整備機構 関東本部 中小企業アドバイザー 松林 伯尚 氏 - グループディスカッション
テーマ:事業承継案件掘り起こし後のフォローアップについて - 情報提供(中小M&Aにかかる最近の動向)
独立行政法人中小企業基盤整備機構 事業承継・再生支援部 中小企業アドバイザー 田村 和紀 氏
内容
- グループディスカッションは、参加者を3つのグループに分けて行いました。
- グループディスカッションでは、事業承継診断票の事例をもとに、事業承継案件掘り起こし後のフォローアップについて議論が行われました。
- 最後に、独立行政法人中小企業基盤整備機構関東本部及び関東経済産業局から以下のとおりコメントを頂きました。
独立行政法人中小企業基盤整備機構関東本部からのコメント
- グループディスカッションについて、事例に対する着眼点は同じでも、具体的な考えや進め方については様々であり、それぞれの金融機関の顧客企業や組織の状況、地域性を踏まえたディスカッションが活発になされていて、お互いに参考になったのではないか。
- 廃業は地域経済にも非常に大きな影響があり、後継者不在の企業を存続へ導くことは、金融機関の大切な役目。本日のゼミの内容を持ち帰り、今後の事業承継支援の参考にしていただきたい。
関東経済産業局からのコメント
- グループディスカッションの中で、事業承継診断票に基づき、営業店にどのようなアドバイスをするか等の意見交換を聞き、大変参考になった。
- 政府では「中小企業・小規模事業者の賃金向上推進5か年計画」の施策パッケージ案について議論しており、事業承継・M&Aは柱の1つとなっている。今後も事業承継ネットワーク会議等の場で随時情報提供させていただきたい。
グループディスカッションの様子
松林氏による講演
田村氏による情報提供
本ページに関するお問い合わせ先
関東財務局 理財部 金融調整官
電話:048-600-1275