「事業者支援スキルアップゼミ(信用金庫・信用組合本部職員向け定期的な勉強会)」(第3回)を開催しました(令和6年10月2日)
関東財務局では、管内信用金庫、信用組合における継続的な人材育成の一助となるよう、独立行政法人中小企業基盤整備機構関東本部の協力のもと、事業者支援の中核を担う本部職員向けに、グループディスカッションを中心とした事例研究等による実践的なノウハウを身に付けることを目的とした定期的な勉強会(全4回)を「事業承継」をテーマに開講しています。
開催概要
- 開催日時 令和6年10月2日(水曜日)14時から16時30分
- 開催方法 対面
- 開催場所 さいたま新都心合同庁舎1号館 1階多目的室 (埼玉県さいたま市中央区新都心1-1)
- 参加機関 関東甲信越に本店を有する信用金庫・信用組合(計16先(名))
(協力:独立行政法人中小企業基盤整備機構関東本部、オブザーバー:関東経済産業局)
次第
- 開会挨拶
関東財務局 金融監督官 小西 慶典 - 講演(M&Aについて)
株式会社一膳粋食 代表取締役 田中 健至 氏
埼玉県事業承継・引継ぎ支援センター 統括責任者 石川 峰生 氏 - グループディスカッション
テーマ:M&Aについて
内容
- グループディスカッションは、参加者を3つのグループに分けて行いました。
- 各グループでは、「事業承継診断票」の事例を基に、M&A事案の掘り起こしや買い手候補企業の探し方等について議論が行われました。
- グループディスカッション後、石川氏、中小機構関東本部及び関東経済産業局から以下のとおりコメントを頂きました。
石川氏からのコメント
- M&Aの実際の案件においては、「売り手」「買い手」共に様々な個別事情が存在するので、状況に応じて取引先をサポートすることが大切。
- M&A支援については、「経験値」を高めることが大切だが、進め方に不安があれば、「事業承継・引継ぎ支援センター」に随時相談をしてほしい。
中小機構関東本部からのコメント
- グループディスカッションは、参加者の皆様の経験やアイディアを踏まえ、企業、地域、業界といった形で自然に議論が広がり、とても充実していた。
- グループディスカッションを通じて得た他の参加者の考え方やノウハウを吸収し、今後の業務にフィードバックされることを期待している。
関東経済産業局からのコメント
- 参加者の皆様のヒアリングスキル、着眼点の深さに感銘を受けた。
- 金融機関によるM&A支援の取組は、事業承継問題を抱える企業や地域にとって大変喜ばれると共に、地域企業の存続は、金融機関にとっても重要な課題であるため、引き続きの支援をお願いしたい。
小西監督官による開会挨拶 田中氏・石川氏による講演 グループディスカッションの様子
本ページに関するお問い合わせ先
関東財務局 理財部 金融調整官
電話:048-600-1275