Interview
地域の情報を届け国の形を明らかに
福岡財務支局 官房部門経済調査課 調査官
福迫 亮太 FUKUSAKO Ryota
[2004年採用]
Interview
福岡財務支局 官房部門経済調査課 調査官
福迫 亮太 FUKUSAKO Ryota
[2004年採用]
地域経済の調査
企業へのヒアリングや地域経済に関するデータを収集・分析して、地域の経済情勢をタイムリーに把握し、四半期毎に財務大臣や財務省の幹部に報告しています。
財務省では、報告された各地域の経済情勢を踏まえ、各種マクロ経済政策を企画・立案していくことになります。
地域の情報を届け国の形を明らかに
具体的な業務内容
私が所属する経済調査課では、企業の決算状況を調査する「法人企業統計調査」、企業の景況感などの現状や見通しについて調査する「法人企業景気予測調査」のほか、四半期ごとに地域の経済情勢を取りまとめる「管内経済情勢報告」などの業務を行っています。
「法人企業統計調査」や「法人企業景気予測調査」は、政府の『月例経済報告』を始めとして、経済・財政政策立案の基礎資料として活用されるほか、民間研究機関等におけるマクロ経済分析等の基礎資料など、官民で幅広く活用されています。
「管内経済情勢報告」では、地元企業にヒアリングを行うほか、地域経済に関するデータを収集、分析するなどして、地域の経済情勢を的確に判断し、取りまとめています。
調査結果は、国の経済財政政策などへ反映させるため、財務省へ報告しているほか、地域のみなさまへ、報道発表やホームページへの掲載を通じて公表しています。
現在の業務の面白さ
各調査結果は、新聞やテレビなどで報じられることもあることから、自身が携わった業務の成果が目に見えてわかります。
また、経済指標の分析や新聞報道などでの情報収集を通じて、経済の見方が身についていくほか、様々な業種の企業の方にご協力をいただいて行っているヒアリングでは、地域経済の状況を、現場のリアルな声を聞きながら、より深く把握することができます。
この企業とのヒアリングを通じて得られた、地域の声を財務省へ伝達することも、重要な役割です。
業務のなかで心がけていること
大事なのは情報収集です。日ごろから新聞、各種SNSなどに目を通し、全国、地域のトピックスや経済情報をチェックしておくことを心がけています。
また、日常的に担当する企業の新商品や催し物の情報などを取り入れ、企業の理解に努めています。
受験生へのメッセージ
財務局の業務は、経済調査や財政、金融、国有財産など多岐にわたっているので、業務を通じて多様な経験ができるほか、研修制度も充実しているので、いろいろなジャンルのプロフェッショナルになれる機会がある職場だと思います。
財務局に少しでも興味を持たれた方、一緒に頑張りましょう!