Interview
地域の現場で国の予算に携わる
北陸財務局 理財部主計課 上席調査官 兼 主計実地監査官
金森 雅之 KANAMORI Masayuki
[2001 年採用]
Interview
北陸財務局 理財部主計課 上席調査官 兼 主計実地監査官
金森 雅之 KANAMORI Masayuki
[2001 年採用]
災害査定立会
地震や台風などで道路等公共的な施設が被害を受けたときには、現地にて災害の状況や国が負担する復旧事業費の金額を確認するなどして、少しでも早く災害復旧が行われ、生活環境の安定が図られるよう努めています。
地域の現場で国の予算に携わる
具体的な業務内容
令和6年1月1日、能登半島を襲った大地震は皆さんの記憶に新しいところかと思いますが、毎年、全国各地で様々な自然災害が発生しています。財務局が担っている「災害査定立会業務」は、こうした災害によって被害を受けた公共施設(道路や河川、港湾等)を復旧するために必要で大切な仕事です。
具体的には被害を受けた公共施設等の災害現場に直接出向き、早期に復旧工事が開始されるよう、国が負担する災害復旧事業費の決定に携わります。被災した公共施設等を復旧するためには膨大な費用がかかることとなり、地方公共団体にとっては大きな負担となります。そこで、その費用の一部を国が負担・補助する制度が災害復旧制度です。
財務局職員は災害査定立会に立会官として派遣されます。災害査定立会では地方公共団体の申請に基づき、主務省(例えば、被災施設が道路なら国土交通省)の査定官とともに、復旧工法などについて様々な意見を交わし、「地方公共団体」、「主務省」、「財務局」の三者の合意により災害復旧事業費を決定します。このように、できるだけ速やかに適切な災害復旧が行われ、一日も早く被災地域の生活環境の安定が図られるように努めています。
職場の雰囲気
「金を残すは三流、名を残すは二流、人を残すは一流」という言葉があるように、財務局では人を「財(たから)」と考え、大切に育てることを最も重視しています。わからないことは上司や先輩に気軽に相談できますし、職場には、「みんなで考え丁寧に教え育てよう」という意識が受け継がれています。なぜなら「人財」を育てていくことが財務局自体を高めることにつながり、教わる側だけでなく育てる側も成長できるということを職員が身をもって感じているからです。財務局が明るく働きやすい職場になっているのは、こうした意識が全体に浸透しているからだと思います。「地域に貢献したい!」、「地域と国の架け橋となって働きたい!」と考えている皆さん!ぜひ財務局で一緒に働き、ともに高めあいましょう!