私は今、世界的な金融街であるニューヨークに財務アタッシェとして派遣され、日本が世界の金融センター・資産運用ハブとなれるよう、当地の機関投資家やエコノミストと交流を持ちつつ、当地投資家向けのイベントを開催するなどの働きかけを行っています。

　正直なところ、エイゴで異文化の勉強をしながらの仕事は苦労や壁もいっぱいです。例えば、日本に投資してほしいと思えば、日本の投資促進に向けた取組を説明できるだけでなく、日米の政治情勢や金融政策の動向なども知っておかなければ相手と会話になりません。知識不足に日々反省しながら前を向くしかないのです。

　私は恥ずかしながら入社当初まで英語の大切さに思いも至らず、まして海外勤務をするなど考えもしませんでしたが、今では、世界から日本がどう見られているのか、日本がどの位置にいるのかを知った上で仕事をすることが大変重要なのだと気づかされました。

　皆さんは海外勤務を遠い世界の話だと思われますか？私は妻と8歳と1歳（渡米当時）の子を連れて行きましたが、異国で新しいことに挑戦できることは、家族皆にとって類い希な成長の機会であり、それはきっと、皆さんの人生にとっても同じであろうと思います。

　こんな職場で是非、一緒に働きませんか？