Interview
地域金融機関のあり方を考える
近畿財務局 理財部 金融証券検査官
磯崎 聡 ISOZAKI Satoshi
[2021年採用]
Interview
近畿財務局 理財部 金融証券検査官
磯崎 聡 ISOZAKI Satoshi
[2021年採用]
地域金融機関のあり方を考える
人口減少・高齢化が進む地域社会の持続的な成長に貢献するため、地域金融機関によるさらなる金融仲介機能の発揮と事業者支援の強化が期待されています。金融庁・財務局も地域金融機関の検査・監督等を通じていっそうその後押しをしていく必要があります。
そうした中、私は現在、近畿財務局において、金融証券検査官として管内の地域金融機関の検査に従事しています。金融検査は、各種リスク管理態勢、法令等遵守態勢、事業者の経営改善や本業に対する支援の状況など、論点が多岐にわたりますが、地域金融機関の経営の健全性を確保するとともに、地域金融機関が現状いかに金融仲介機能を発揮し、地域経済に貢献しているかを具体的に把握するという点で重要な業務です。個人としても、金融機関の担当者と対話し、肌感覚を持って融資や事業者支援の実態を知ることができるのは、将来的に金融行政の企画立案に役立てるという観点からも貴重な機会と感じています。
財務局総合職の魅力は、財政・金融というスペシャリティと、地域貢献という取り組みがいのある具体的なテーマが与えられていること、そして上記のような地方での業務はもちろんのこと、国内外で幅広い経験を積むことができる点にあると思います。地域経済の再編をリードし、地域社会へ貢献することに興味がある方、好奇心旺盛で、様々な環境で新たな知見を得ることに意欲的な方とともに働けることを楽しみにしています。