第10回山梨活性化サロンについて
山梨県内の企業経営者や有識者とともに地域経済の中長期的課題について議論する会である「第10回山梨活性化サロン」を下記のとおり開催しました。
1.日時
令和3年11月19日金曜日 於:甲府合同庁舎
2.参加者
基調講演:中小企業経営者・地方公共団体・経済団体等 計78名(一部オンライン参加)
意見交換:県内の企業経営者・有識者等 計11名(オブザーバー含む)3.テーマ
中小企業のセキュリティ対策及び中小企業のDX推進
4.基調講演
5.意見交換
中小企業のセキュリティ対策とDX推進について、参加者による活発な意見交換が行われました。
主な意見は、以下のとおりです。
主な意見は、以下のとおりです。
- 働く人の労働環境改善のためにもDXは必要。DXを進めたいと考えてはいるが、導入コストやランニングコスト等、多額の費用がかかり、中小企業にとっては負担が大きい。補助金等の制度もあるが、自社で導入しようとする機器やシステムが対象にならないことが間々ある。補助金等の対象をもう少し広げてもらいたい。
- DXが進み、社会が便利になってきていると感じている。一方、技術の変革を学ぶ機会の少ない高齢者は社会に取り残されてしまうのではと不安に感じている方が多い。高齢者を中心として、誰一人取り残さないように、教育やサポートが必要。
- 情報漏洩等の要因は、サイバー攻撃等のハード面の問題だけではなく、人から漏れる場合もあると危機感を持っている。職員のセキュリティ意識を高めるため、社内での意識醸成に力を入れている。
- デジタル化はあくまで目的ではなく手段。目的を職員間で共有し明確にしておくことが重要。デジタル化とセキュリティ対策等のリスクマネジメントは車の両輪でどちらも進めていかなければならない。
- 特別な知識や技術がなくても、誰もが安心してITを使いこなすことができ、ITの恩恵を享受できる社会が理想。
河内甲府財務事務所長による挨拶
戸髙氏による講演
講演会の様子
意見交換の様子