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栃木県佐野市において「地域経済活性化フォーラム」を開催しました

 関東財務局では、地方創生支援の取組みとして、地域のメインプレイヤー(地方公共団体、地元経済団体、地域金融機関、政府系金融機関等)が集まるプラットフォームをコーディネートすることで、地域の重要な課題を整理し、地域経済の面的活性化への取組みを支援しております。
 今般、栃木県佐野市において、関東財務局管内で初めてとなる「地域経済活性化フォーラム」を『中心市街地活性化及び創業支援による定住促進』をテーマに下記のとおり開催いたしました。

I.日時

 平成27年10月2日(金曜)14時から16時

II.会場

 佐野商工会議所 3階大会議室

III.出席者

  佐野市、佐野商工会議所、佐野市あそ商工会、佐野青年会議所、株式会社足利銀行、株式会社栃木銀行、株式会社群馬銀行、佐野信用金庫、株式会社日本政策金融公庫、栃木県信用保証協会、独立行政法人中小企業基盤整備機構、関東財務局(順不同)

IV.結果概要

1.冒頭挨拶

 佐野市、佐野商工会議所、関東財務局から、開会の挨拶が行われた。
 

2.地域が抱える課題説明

 佐野市から、佐野市総合計画(平成19年から29年)に基づく「まちづくりの基本方針」や「人口・高齢化率の推移」等にかかる説明の後、地域の課題として「中心市街地における空き店舗の増加」等について説明が行われた。
 佐野商工会議所から、「店舗の後継者不足や廃業等の増加」等について説明が行われた。
 

3.意見交換

 佐野市及び佐野商工会議所の説明を踏まえ、「中心市街地活性化」及び「創業支援による定住促進」をテーマに、活発な議論が行われた。
 独立行政法人中小企業基盤整備機構からは、中心市街地活性化法を活用した支援として、長野県飯田市や静岡県静岡市における取組みについて事例紹介が行われ、専門家派遣等により事業計画の取組段階に応じた支援が可能であるとの説明が行われた。
 株式会社足利銀行からは、中心市街地活性化の成功事例である滋賀県長浜市の「長浜まちづくり株式会社」への訪問から得られた「まちづくりに大切なこと(金融機関の視点から)」について説明が行われた後、RESAS(地域経済分析システム)を活用した「佐野市中心市街地」と「佐野プレミアム・アウトレット」の流動人口を比較した結果を踏まえ、休日のアウトレット周辺は中心市街地を大幅に上回っており、その流れを呼び込むようにしなければならないとの説明が行われた。
 株式会社日本政策金融公庫からは、商店街活性化に向けた創業融資の事例として「前橋中央通り商店街」における「学生向けシェアハウス」の取組み等について説明が行われた。
 株式会社栃木銀行からは、自治体の定住促進を支援することを目的に、金利優遇を行う「定住支援住宅ローン」の取組み等について説明が行われた。
 佐野市では、本フォーラム開催日と同日に、中心市街地活性化に向けた第三セクター「さのまちづくり株式会社」を設立しており、本フォーラムでの意見を活かし、市、商工会議所、金融機関等が、地域の強みと課題を情報共有して、相互に連携して取り組むことが重要である点について認識を共有した。

 

(佐野市 岡部市長挨拶)

(佐野商工会議所 島田会頭挨拶)

(関東財務局 乙部局長挨拶)

(関東財務局 金森理財部長(意見交換コーディネーター))

(独立行政法人中小企業基盤整備機構 土肥中心市街地活性化サポートマネージャー)

(株式会社足利銀行 森常務執行役)

(株式会社日本政策金融公庫国民生活事業 宗友北関東地区統轄)

(株式会社栃木銀行 中野法人営業部地域創生室長)

(フォーラムの模様)

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