カルチャーナイトの一環として、「YOMANABI2023 夜に学ぶ人生設計」を開催しました:北斗七星PT
北海道財務局では、令和4年度から若手職員が中心となってプロジェクトチーム「北斗七星PT」を結成し、札幌市内で開催されるカルチャーナイトに参加しています。
今年度は「YOMANABI2023 夜に学ぶ人生設計」と題したイベントを開催しました。
1.概要
開催日
令和5年7月21日(金曜日)18時から20時
参加者
札幌市の高校生、専門学校生
主催(共催)
財務省北海道財務局、カルチャーナイト実行委員会
2.イベント内容、当日の様子
イベントの目的
令和4年度から成年年齢の引下げ及び高校の新学習指導要領がスタートし、若年層の金融・消費者犯罪被害防止に向けた、金融リテラシーの向上がますます重要となってきています。
本イベントは、昨今の世情に鑑みて、参加者に人生設計や家計管理、金融知識について考える「きっかけ」を提供することを目的に開催しました。
イベントの内容
すごろく形式のシミュレーションゲーム(以降、すごろくゲーム)
人生の一例を基に作成したすごろくゲームを用いて、お金の使い道等を考えるイベントです。
すごろくゲームには、下記「すごろくゲームの詳細」で説明している様々なマスを設け、20歳から60歳までの人生にかかる、お金のやりくりについて疑似体験してもらいました。
すごろくゲームの詳細
講義マス
結婚や出産などの各ライフイベントで必要となる費用、ケガや病気などのハプニングに備える方法、金融トラブルに遭ってしまった時の対応など、人生で必要となる知識について基礎講義を行いました。
また、参加者に架空の金融商品に投資してもらうマスを設けており、資産形成を行う上で必要となる知識として、貯蓄と投資の違いや投資におけるリスクとリターンの関係性についても説明しました。
人生で必要となる知識について講義を受ける参加者の様子
ライフイベント・ハプニングマス
ライフイベントやハプニングが起こった際にどのような行動をとるか、参加者にサイコロを振って決めてもらい、大いに盛り上がりました。
ライフイベントマスでは、マイホーム購入費用や子供の学費などの費用を疑似的に支出してもらいました。そして、ハプニングマスでは、保険に加入していれば事故にあった際などの自己負担額が減るように設定していました。
すごろくゲーム内でハプニングが起きた際の参加者の様子
収支決定マス
参加者に家計管理について主体的に学んでもらうために、ひと月の収支やボーナスの配分を決めるマスを設けました。娯楽費にいくら使うか、保険に加入するか、いくら貯蓄するか、どの金融商品にいくら投資するかなどのリアリティのある項目について、各グループで参加者に話し合ってもらいました。
今後のライフプランを考えながら、収支決定を行う参加者の様子
3.参加者からいただいた感想
- 自分の知らないことをたくさん学ぶことができた。
- 全体的にスムーズで、有意義な時間を過ごすことができた。
- 高校生という早い時期から金融について様々なことを学ぶことができた。今後は金融について考えながら生活していきたい。
カルチャーナイトとは?
2003年に札幌でスタートしたカルチャーナイトは、市民と企業と行政などがみんなで創る「まちの文化祭」です。毎年夏、札幌市内全域の公共・文化施設、企業施設を一日だけ特別に夜間開放するほか、地域文化を楽しく学べる動画コンテンツを配信します。
カルチャーナイトの目的は、「自分の住むまちの魅力や価値を体感し、再発見すること」にあります。いつもと違う視点で身近な地域を学ぶことで、まちを創ってきた先人の労苦に思いを馳せ、まちへの愛着をより一層深めるとともに地域文化への関心を高めることを目指します。
さらに、子どもたちの健全育成や地域文化の伝承につなげることを目的としています。
本ページに関するお問い合わせ先
北海道財務局総務部財務広報相談室
電話番号:011-709-2311(内線4270、4247)