「人生設計ゲームで学ぶ“お金”の話」を開催しました:若手PT
北海道財務局では、令和4年度から若手職員が中心となってプロジェクトチームを結成し、金融リテラシーに関するイベントを開催しています。
今年度は「人生設計ゲームで学ぶ“お金”の話」と題したイベントを開催しました。
1.概要
開催日
令和7年8月19日(火曜日)14時から16時
参加者
札幌市の高校生、大学生
主催
財務省北海道財務局 若手プロジェクトチーム
2.イベント内容、当日の様子
イベントの目的
ゲームを通じて、ライフイベントにかかる経費の把握、資産を守り増やすための金融商品・サービスの選択、金融トラブルの防止に必要な知識について学んでもらい、自分の将来やお金について考えるきっかけを提供し、若年層の金融リテラシー向上に貢献することを目的に開催しました。
イベントの内容
人生設計ゲーム
人生におけるさまざまなライフイベントに沿って、就職から退職・老後までの人生をシミュレーションしてもらうゲームです。
人生設計ゲームの詳細
人生設計ゲームでは、結婚や住宅購入などの大きなライフイベントから、保険や投資などお金に関して判断を必要とするものについて、以下の流れでゲームを進めます。
講義パート
結婚や出産などの各ライフイベントで必要となる費用、ケガや病気などのハプニングに備える方法、金融トラブルに遭ってしまった時の対応など、人生で必要となる知識について基礎講義を行います。
また、後述する収支決定パートでは、金融商品に投資する疑似体験をしてもらいます。そのため、資産形成を行う上で必要となる知識として、貯蓄と投資の違いや投資におけるリスクとリターンの関係性についても説明します。
講義パートの説明を聞く参加者の様子
意思決定パート
ライフイベントやハプニングが起こった際にどのような行動をとるか考えてもらう時間です。
ライフイベントの例としては、結婚するかどうかを選択してもらったり、マイホーム購入費用や子供の学費などについて、どの程度お金がかかるのかシミュレーションしてもらいます。
ハプニングの例としては、保険に加入していれば事故に遭った際の自己負担額が減るなど、それまでのプレイヤーの判断で、結果が変化するようなイベントを多く設けています。中には、参加者にサイコロを振ってもらい、出目次第で結果が変化するイベントもあります。
ハプニングが起きた際の参加者の様子
収支決定パート
参加者に家計管理について主体的に学んでもらうために、ひと月の収支やボーナスの配分を決めてもらいます。
娯楽費にいくら使うか、保険に加入するか、いくら貯蓄するか、どの金融商品にいくら投資するかなどの項目について、各グループで話し合って、決めてもらいます。
今後のライフプランを考えながら、収支決定を行う参加者の様子
3.参加者からの感想
- 人生を見通すのは大変なことだと思うが、ゲームで楽しく、簡単に学べたので非常に満足しました。
- 図やイラストが分かりやすく、違う学校の人や、ファシリテーターの方と一緒に考えることが面白く、分かりやすいと感じました。
- 老後の具体的な資金や、何十年後ものことを考える機会があまりなかったが、投資の話や平均の金額が具体的に理解できて流れが学べてよかったです。
- 貯蓄を作っておかないと、将来自分の身に突発的な出来事が起こった時に対応できないなと思ったので、社会人になる時だけでなく、バイトをしている今でも、収入から貯金をつくり、将来の自分にとって安心できるお金の運用を考えていきたいと思いました。
本ページに関するお問い合わせ先
北海道財務局総務部財務広報相談室
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