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オホーツク圏経済情勢報告 令和7年4月判断・特別レポート(オホーツク管内の観光産業の回復状況について(令和元年度ー令和6年度))

1.総括判断(令和7年4月判断)

持ち直しつつある

  • 個人消費は、持ち直しに向けたテンポが緩やかになっている。
  • 観光は、緩やかに回復している。
  • 雇用は、緩やかに持ち直しつつある。

2.項目別

個人消費

持ち直しに向けたテンポが緩やかになっている

  • 飲食料品は、物価高騰による値上げがあったものの購入点数は若干の減少にとどまったことや、日常的な買い物は節約志向であるものの、イベントや嗜好品は高額でも購入されるなど、メリハリのある消費活動なども見られ前年を上回った。
  • 生活関連品は、アジアンコスメは引き続き好調だが、カウンセリング化粧品が振るわなかったことなどから前年を下回った。
  • 衣料品は、昨年売行きの良かったセレモニースーツの反動減などにより前年を下回った。
  • 引き続き物価上昇を背景とした家計の節約志向から、割引やポイント付与といった特典のある日を選んでまとめ買いするなど、消費者は買い物の仕方を工夫している。
  • 新車登録台数は、受注残の登録や観光・ビジネス需要の高まりを背景にレンタカーの登録が増加したことなどにより前年を上回った。
  • このように、個人消費は、持ち直しに向けたテンポが緩やかになっている。

観光

緩やかに回復している

  • 空港利用客数は、提供座席数の増加に加え、搭乗率も改善したことから前年を上回っている。
  • 主要観光施設入込客数及び知床宿泊者数は、中国の春節期間に続きオホーツクの流氷最盛期を迎えたことから、中国人観光客を中心に大幅に入込が増加し、前年を上回っている。
  • このように、観光は、緩やかに回復している。

雇用

緩やかに持ち直しつつある

  • 有効求人倍率は、有効求人数・有効求職者数ともに減少し、前年と同程度であるものの、企業の人手不足の状況は依然続いていることから、緩やかに持ち直しつつある。

公共事業

前年を下回る

  • 公共事業を前払金保証請負金額でみると、令和7年1月から3月においては、前年を下回っている。

住宅着工

前年を上回る

  • 管内3市(北見市・網走市・紋別市)の新設住宅着工戸数をみると、持家、貸家、分譲住宅のいずれも前年を上回っている。

企業倒産

件数は前年並み

  • 企業倒産は、件数は前年並み、負債総額は前年を上回っている。

金融

貸出金は前年を下回り、預金は前年を上回る

  • 貸出金残高は、運転資金が減少したことなどから、前年を下回っている。
  • 預金残高は、前年を上回っている。

3.全体版

 (バックナンバーにつきましては、お問い合わせください。)

4.オホーツク管内の観光産業の回復状況について(令和元年度―令和6年度)

本ページに関するお問い合わせ先

北海道財務局北見出張所財務課
電話番号:0157-24-4167

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