令和7年6月4日に「オホーツク地域における金融サービス向上委員会 第9回委員会」を開催しました:北見出張所
最終更新日:2025年6月30日
当局では、金融仲介機能の質の向上を図り、地域課題の解決に向けて取り組んでいくため、令和2年12月に金融機関を中心とした体制・枠組みとして「オホーツク地域における金融サービス向上委員会」を設置しました。
第7回委員会(令和6年6月開催)以降、分科会において「ビジネスマッチングの活性化に向けた取組の深化」、「地域商社設立に向けた検討の継続」、「金融機関・支援機関の横連携による事業者支援スキームの構築」に取り組んできました。今般、分科会から活動実績の報告を受けるとともに、今後の活動方針について議論するため、参加機関代表クラスによる「委員会」を開催しました。
1.開催概要
開催日時
会場
出席機関
2.分科会(各PT)からの活動報告及び今後の委員会の活動について
分科会(各PT)からの活動報告
ビジネスマッチングPT
目的
ビジネスマッチングの活性化に向けた取組 等
活動結果等
東京農業大学の小川繁幸准教授を講師に招き、令和6年8月にセミナー、令和7年1月にグループワークを開催。
地域商社PT
目的
地域商社設立に関する研究 等
活動結果等
地域商社設立に向けた検討・事業者支援スキームの構築に向けた検討はいずれも休止
今後の委員会の活動
地域商社設立に向けた検討は休止し、今後は両PTを廃止したうえで、実務クラスである分科会として以下の議論を継続して実施。
- 地域の課題解決に向けて各機関で協力体制を築き、各機関が主催するイベントへの参加・後援等を実施
- 販路拡大など、事業者の課題解決に繋がる当委員会主催のセミナーの実施に向けた検討
- 事業者支援に向けた定期的な情報交換・意見交換等を実施
例えば
- 事業者支援において、各支援機関や商工会議所、地元自治体などとの連携強化への対応
- 地域におけるまちづくり会社(津別町・訓子府町など)のニーズを発掘し、本委員会との連携に向けた議論の実施 等
3.委員会での確認事項
(1)分科会(各PT)の活動報告及び今後の委員会の活動について
- 分科会から活動報告及び今後の活動方針を提案し、委員会から了承を得た。
(2)金融サービス向上委員会委員長の選出について
- 市川 裕記 遠軽信用金庫理事長の再任を提案し、委員会から了承を得た。
(3)オホーツク地域における金融サービス向上委員会設置要綱の改正について
- 委員長の任期に関する規定について、現行の「1年間」を「2年以内」と改正する内容を提案し、委員会から了承を得た。
4.委員会での主な意見
- 地域商社PTはよく検討した結果、設立は難しいというジャッジだったと思うが、そもそも設立の検証というのはこういう機会でないとできない。今後も地域活性化に取り組む必要があるところ、一つの良いきっかけとなったのではないか。
- 各PTでの議論の結果、実現が厳しいという結論も含めて結論を出すことができたというのが成果の一つであり、このオホーツクで様々な業態の機関が一堂に会して議論する機会を持てた、ということもまたこの委員会の成果の一つであると思う。
- ここまで続いてきた本委員会を、今後も継続できるのが一番良いのではないか。
- 各機関が情報交換・意見交換の場を絶やさないように活動していただきたいし、地域のまちづくり会社との協力に目を向けたというのは大変良い視点だと思う。
- 難しい課題に対してどこかに負担をかけながら進めていくのはいずれ無理が生じることとなるので、情報交換を主体とした今後の活動方針に賛成。
- 事業者支援を提供するにあたり、他の機関がどのような支援メニューを持っているのか、情報交換してお互い把握していることが重要であることから、情報交換を強化していく必要がある。
- 中小企業総合支援センターやよろず支援拠点といった、事業者支援を行っている委員会構成機関以外の機関との連携も今後は重要になるだろう。
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前回の委員会ではこの場でPTに委員会からの指示事項を出したが、今後は分科会で必要なことを十分に議論・対応し、自主性に任せた運営にしていければと思う。
分科会からの活動報告を受ける委員の模様
市川委員長(遠軽信用金庫理事長)による開会挨拶の模様
片山委員(北見信用金庫理事長)によるご発言の様子
伴委員(網走信用金庫理事長)によるご発言の様子
5.オホーツク地域における金融サービス向上委員会設置要綱
本ページに関するお問い合わせ先
北海道財務局北見出張所財務課
電話番号:0157-24-4167