令和4年9月2日に「十勝地区地域経済・金融懇談会」を開催しました
北海道庁、北海道経済産業局、北海道信用保証協会及び北海道財務局の4者共催により、十勝地域を対象とした、
「地域経済・金融懇談会」を開催いたしました。
【地域経済・金融懇談会の詳細と他地域の開催状況は以下のページをご覧ください】
開催日時
- 令和4年9月2日(金曜日)13時30分から16時
- WEB開催
参加機関
北海道銀行帯広支店、北洋銀行帯広中央支店、北陸銀行帯広支店、帯広信用金庫、十勝信用組合、
日本政策金融公庫帯広支店、商工組合中央金庫帯広支店、北海道よろず支援拠点十勝支部、
北海道中小企業活性化協議会、北海道事業承継・引継ぎ支援センター、北海道中小企業総合支援センター、
中小企業基盤整備機構、北海道税理士会、中小企業診断協会北海道、帯広商工会議所、
北海道商工会連合会十勝支所、北海道信用保証協会帯広支店、北海道経済産業局
概要
1.経営改善等の専門家によるレクチャー
「事業者支援に向けたアイデアの創出」
金融庁監督局 銀行第2課 地域金融企画室 地域生産性向上支援専門官 山田 彰太郎 氏
2.参加者によるワークショップ
ワークショップにおける主な意見
- 経営支援の気運のようなものは、前年度より今年度の方が高まりつつあると感じる。ゼロゼロ融資の返済がこれから始まる事業者もおり、窓口となる金融機関は今のうちに、経営改善をしたいというモチベーションも働いているのではないか。
- 今までの基礎的な支援に加え、売上拡大のため地域外に向けて販路開拓していきたい事業者を掘り出して、商談会への出店などを支援していこうという動きになっている。
- この2年間では、補助金の相談が圧倒的に多い。色々な補助金があり、中小企業への支援策は数え切れないくらい多いので、相談者にあった制度を紹介できる体制が引き続き必要と考えている。
- コロナが免罪符のようになってしまっている。補助金もコロナの影響によるものとの建てつけとなっており、仕方ない部分もあるかと思うが、本当の原因が見えづらくなっている。
- 何が原因でこの数字が上がっているのか、下がっているのかを経営者さんが理解されていないと意味がない。経営者にそれぞれの原因を理解してもらうためにも、我々の伝え方はやはり重要だと感じた。コロナ前後の状況を数量的に説明しながら、対策についてアドバイスしている。
- 数字のヒアリングが中心になり、そもそも社長が何をしたかったのか、何が好きなのかなどの根本的な話を飛ばしてしまいがちなところもあるかと思う。ヒアリングの際に数字以外の話も聞いていく必要がある。
- 地域によっては、従前からの事業承継・後継者問題や人材不足の問題が喫緊の課題となっている企業も多く、今後どうしていこうかと悩んでいる企業が多い。
- 金融機関、支援機関(商工会議所や商工会を含む)の事業承継に対する取り組み意欲は、1年前と比べると向上しているように思う。金融機関サイドの、事業承継に対するスキルも上がってきているということだと思う。
- 事業承継の相談の中でネックとなることは、経営者・社員の高齢化。デジタル化で解消できる部分はあるが、根本的に人がいないとできない仕事もあるので、雇用の流動化も含めて手を打たないといけないと感じている。
- 最近副業兼業人材の市場も大きくなり、課題に対して、首都圏の豊富な経験を持つ副業兼業人材の方々をうまく活用してピンポイントで解決できるという情報を、事業者にもっと提供していくべき。
本ページに関するお問い合わせ先
北海道財務局理財部金融監督第一課(企画・調整担当)
電話番号:011-709-2311(内線4352・4355)