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令和5年2月14日に「オホーツク地域経済・金融懇談会」を開催しました

北海道庁、北海道経済産業局、北海道信用保証協会及び北海道財務局の4者共催により、オホーツク地域を対象とした「地域経済・金融懇談会」を開催いたしました。

 

【地域経済・金融懇談会の詳細と他地域の開催状況は以下のページをご覧ください。】

地域経済・金融懇談会について

開催日時

 

  • 令和5年2月14日(火曜日)13時30分から16時
  • WEB開催

参加機関

 

北海道銀行北見支店、北洋銀行北見中央支店、北見信用金庫、網走信用金庫、遠軽信用金庫、日本政策金融公庫北見支店、商工組合中央金庫旭川支店、北海道よろず支援拠点、北海道中小企業活性化協議会、北海道中小企業総合支援センター、北海道税理士会、地域経済活性化支援機構、北海道経済産業局、北海道信用保証協会北見支店

概要

1.経営改善等の専門家によるレクチャー

 

「事業者支援に向けたアイデアの創出」

 金融庁監督局 銀行第2課 地域金融企画室 地域生産性向上支援専門官 山田 彰太郎 氏

2.参加者によるワークショップ

ワークショップにおける主な意見

  • コロナ融資で新規に取引を開始した先が多い。当時は、通常の新規融資と比べてスピーディに対応しないといけなかったため、面談の回数が極めて少なく考えを共有するプロセスが少なかった。経営者の意向と当方の意向がマッチしないと事業再生は難しいので、業況が悪化しても経営者と意向が合わず、今後の再建に向けての道筋が見えないことが多い。

 

  • 補助金は所管省庁が多岐にわたっており、内容が周知されておらず把握できないものがある。顧客がアンケートに回答することで、その顧客が利用できる補助金が示されるシステムを導入したいと思っている。補助金を一覧できるものがあればありがたい。

 

  • 北見には専門家がいない。現地に来るのは1か月か2か月に1回であり、スピーディなコミュニケーションができない。経営者に改善の方向性だけを示しても進まない。こういったことから効果が上がらないケースも多い。

 

  • 事業者からの相談は売上を伸ばしたいというのが基本だが、その内容は多岐に亘る。販路開拓と商品開発に関する相談が多く、それに伴い販売サイトやSNSを使った情報発信の相談も多い。また、創業相談が意外と増えている印象。相談に来るわけではないが、話を聞いていると設備老朽化の課題を抱えている先がコロナに関わらず一定数ある印象。また、経営全般、資金繰りに関する相談も一定数ある。

 

  • 顧客によって税理士の関与度合いも異なる。年1回、確定申告だけのお付き合い先もあれば、顧問報酬を頂いて毎月見ている先もある。深く関わっている先には、支援機関の利用を勧める等のアドバイスもできるが、年1回、2回しかお付き合いの無い先には、経営の込み入った部分までの話はしにくい。

 

  • 売上を気にする先が非常に多い。金融機関からすると売上も大事だが、融資を回収できるかどうかで重要なのは利益。売上ばかり追っていくと、売上を落とさないために利幅の薄い仕事を請け負うケースが出てくる。返済原資は利益が中心になるため、利益も非常に重要だということを事業者側に啓発できれば。

 

  • 企業再生は官民一体となって進めなくてはならないと思う。地域を一体化して最大の効果を得ることが必要であり、各機関が一体となって企業の支援に取り組んでほしい。その取り纏めを公的機関にお願いしたい。企業は相談相手がどこかわからない場合があるため、「こういったケースはここに相談すればよい」とわかるような体制をつくってほしい。

本ページに関するお問い合わせ先

北海道財務局理財部金融監督第一課(企画・調整担当)

電話番号:011-709-2311(内線4352・4355)

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