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令和4年2月16日に「道南地域経済・金融懇談会」を開催しました

北海道庁、北海道経済産業局、北海道信用保証協会及び北海道財務局の4者共催により、道南地域を対象とした、「地域経済・金融懇談会」を開催いたしました。

 

【地域経済・金融懇談会の詳細と他地域の開催状況は以下のページをご覧ください】

 地域経済・金融懇談会について

開催日時

  • 令和4年2月16日(水曜日)13時30分から16時10分
  • WEB開催

参加機関

北海道銀行函館支店、北洋銀行函館中央支店、青森銀行函館支店、みちのく銀行函館営業部、北陸銀行函館支店、

渡島信用金庫、道南うみ街信用金庫、函館商工信用組合、日本政策金融公庫函館支店、商工組合中央金庫函館支店、北海道よろず支援拠点道南支部、北海道中小企業再生支援協議会、北海道経営改善支援センター、

中小企業基盤整備機構、北海道税理士会函館支部、中小企業診断協会北海道、松前商工会、厚沢部商工会、

北海道信用保証協会函館支店、北海道経済産業局

概要

1.経営改善等の専門家によるレクチャー

 

  • 「事業転換支援について」

   北海道よろず支援拠点 道南支部 コーディネーター 西山 弘一 氏 

 

  • 「再生支援協議会による経営改善、事業再生」

   北海道中小企業再生支援協議会 サブマネージャー 鈴木 啓一 氏

2.参加者によるワークショップ

ワークショップにおける主な意見

 

  • 経営者が長いコロナのトンネルに入って弱気になっているところが見受けられ、どう勇気づけて前向きになるように仕向けていけばよいか悩ましいところである。また、需要が低迷し続けているなかで、盛り返していくことに関して経験則をもっていないところであり、手法を含めて考えていかなければならない。

 

  • 事業者の経営改善として、まずデータの見える化に取り組んでいる。昔ながらの肌感覚の経営を行っているところがあり、そのような経営者に対しては、数値のグラフ化や、原価計算し分析を行ったうえで、完成したデータを基に一緒に対策に取り組むよう提案している。

 

  • 事業者支援を行う際に、あらゆる分野の専門家の協力や連携を得られるようにまず内部で体制を構築することが必要だと思う。様々な経営課題を抱える事業者がおり、違う分野の専門家の協力を得ることも場合によっては効果的。橋渡しをしっかり行う必要がある。

 

  • 普段から金融機関の担当者とコミュニケーションを取るようにしている。そういう積み重ねがあると、事業者の経営課題を把握した際に、即座に動くことができる。

 

  • 昔は融資支援が中心だったが、最近は販路拡大・経費削減・人材確保といった融資以外の支援についても取り組まないと事業者の課題解決に繋がらない。事業性を踏まえて評価を行い、伴走型支援を行っていく中で、必要に応じて融資支援も連携していく事が重要。

 

  • 事業者の中には、自らの弱みや競合他社の存在をきちんと認識できていない先もあり、具体例を挙げながら話を深掘りしていくことで、事業者に自分の置かれている状況を認識してもらうようにしている。

 

  • 金融機関として事業者を評価することは避けられないが、厳しい中でも頑張れと後押しすることが大事。また、しっかりと相談にのることが大切。経営者は、話を聞いてくれるだけで安心でき、勇気づけられる。

 

  • とにかく顧客との接点を多く持つという考えで取り組んでいる。コロナ禍の初期から、取引先全先にヒアリングし、本部へ定期的に報告を行い、事業者の悩みや返済の苦しさなどをキャッチできる体制が構築されているので、これを継続していきたい。

 

  • 本業支援の取組として、事業者が何で儲けていて、何でマイナスになっているのか、といったことを細分化していく作業を一緒に行うなど、基本的なところから事業者と対話を行っている。また、事業者へ最新の情報を届けることに心掛けている。

本ページに関するお問い合わせ先

北海道財務局理財部金融監督第一課(企画・調整担当)
電話番号:011-709-2311(内線4352・4356)

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