令和5年1月23日、27日に北海道札幌西高等学校で「金融経済教育プログラム」を実施しました:本局金融監督第一課・財務広報相談室
北海道財務局では若年層の金融リテラシー向上を図るため、各種イベントや学校において、講義とグループワークによるアクティブラーニングを導入した、「金融経済教育プログラム」を実施しています。
今般、北海道札幌西高等学校において、「家庭科」の授業の一環として、以下の通りプログラムを実施しました。
プログラムの実施後は、同校の「家庭科」の先生を中心に、当局の提供した講義を応用して、学年全体に向けて講義を展開しており、生徒への金融知識の一層の普及に努められているとのことです。
1.開催概要
開催日時
- 令和5年1月23日(月曜日) 9時40分から11時30分まで、13時10分から15時まで
- 令和5年1月27日(金曜日) 9時40分から11時30分まで
開催場所・参加者
北海道札幌西高等学校 1年生のうち3クラス 約120名
2.当日の内容
当局の職員が講師となり、将来のライフプランを見据えた家計管理や資産形成等についての講義を行いました。
その後、グループワークを行い、架空の会社の株式を疑似的に売買することで、資産形成を体験する「資産形成体験ゲーム」を行いました。
グループワークでは、どの会社の株を売り買いするか、生徒同士による活発な意見交換が行われました。
講義の様子
前半・基礎講義の様子
資産形成ゲームのルールを説明する様子
グループワークの様子
グループでの議論の様子
投資行動をみんなに発表!
生徒のみなさんからの感想
- 資産形成をどのような方針で行うかは、自分自身で選択する必要があり、その手段として様々な方法があるのだとわかった。その中で、リスクを減らしていくためには、世界的な為替の動向や、世間の評判、他の投資家の動向など、多角的な視点から選択を考えていくことが大切なのだと感じた。
- 詐欺などの犯罪に遭わないためには、投資に対する私たちの正しい理解が大切だと実感した。また、社会情勢に興味を持つことは、資産形成を行う上でも大切だが、社会人になっても必要なことであるので、今から情報収集の力をつけていきたいと思った。
- 資産形成ゲームを通して、株価が様々な人の考えによって変動することを知り、経済と人の日々の暮らしが繋がっていると感じた。今後は、目の前の利益に飛びつくのではなくてその先のことも考えて行動したい。
- 資産形成はただお金を儲けるためだけに行うのではなく、人生の3大費用のうちのひとつである、「老後の資金」を備えるためにも重要だとわかった。
- 投資には種類があり、それぞれ特徴がちがって、自分の感性や目的に沿った方法をとることが重要であるとわかった。人によってかなり感性がちがい、売り買いに差が出るところが面白かった。
- 利益を得ることも大切だけれど、自分の応援したい企業を見つけて、納得した資産形成を行うことが大切だと思った。
金融経済教育プログラムに関して
北海道財務局では、若年層の金融リテラシー向上を目的に、アクティブラーニングを取り入れた「金融経済教育プログラム」の提供を行っています。
当プログラムは当局職員による講義(金融や経済に関する基礎的な内容)と資産形成体験ゲーム(グループワークを通じて架空の企業の株を売買し、資産形成を疑似体験するゲーム)で構成され、各種イベントや高校で実施しております。
講師の派遣にご関心のある方は、以下のページからお気軽にご相談ください。
本ページに関するお問い合わせ先
財務省 北海道財務局 理財部 金融監督第一課
電話番号 011-709-2311(内線4352)