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多重債務ってどんな状況なの?

 多重債務とは、複数の業者からの借金が積み上がり、返済困難となっている状況のことです。こうした状況に陥ってしまうのは、どんな原因やきっかけがあるのでしょうか。  

多重債務に陥るのは特別な人ばかりではありません。多重債務に陥る主な原因は次のいつつです。1.生活費の補填。家賃・光熱費などの生活費の不足を借金で補う。2.予定外の出費や収入減少。病気や冠婚葬祭など予定外の出費や失業などによる収入減少。3.無計画な借り入れ、依存症。その場しのぎのローン借り入れや無計画なクレジットカードの利用。4.悪質商法による被害。不当な勧誘によって不必要に大きな金額の契約を結ばされる。5.連帯保証人。知人・友人に頼まれ連帯保証人となり借金を背負う。自分だけで解決できない問題を抱えている場合は、早めに相談してください。多重債務に陥る仕組みは、すでにある借金を、新たな借金で返済するという悪循環が多重債務問題を深刻にします。多重債務に陥らないために、生活費等が不足する場合は、家計を改善することから始めましょう。必要なものと欲しいものを区別して、不要な支出をできるだけ抑えましょう。どうしても借り入れが必要な場合は、返済計画を立てて、返せる金額なのかどうかを慎重に検討しましょう。

まとめ

 多重債務は誰にでも起こりえる問題です。病気や冠婚葬祭といった予定外の出費や収入減少などで生活費や教育費が不足し、それを補うために止む無く借りた借金がきっかけとなるケースも珍しくありません。目の前にある借金を返すことができず、他社から借りた借金で返済する悪循環に陥ると、返せないほどに借金額が膨らみ、深刻な多重債務の状態となってしまいます。借金を新たな借金で返すことはやめましょう!

こうした多重債務に陥らないためには、家計管理が重要となります。生活費等が不足する場合は、家計を改善することから始めましょう。ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)を区別しながら、収入と支出のバランスを考えてみましょう。どうしても借入が必要な場合は、返済計画を立て、返済能力に見合った借金かどうか慎重に検討しましょう。

 万が一、多重債務の状態に陥ってしまった場合は、専門家の助けが必要となります。自分一人で考え込まないで、まずは多重債務相談窓口に相談しましょう。

関連リンク先

中国財務局ホームページ(多重債務相談窓口)、(なるほど金融講座「家計管理の考え方」、「お金を借りる前に知っておいてほしいこと」)

本ページに関するお問い合わせ先

財務省中国財務局

理財部金融監督第三課 電話:082-221-9221(代表)

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