オンラインイベント「第5回青函みらい会議」を開催しました(令和7年5月23日)
最終更新日:2025年6月24日
青森財務事務所では、業務を通じて得られた幅広いネットワークを活用し、地方公共団体や経済団体、大学等、各主体との「橋渡し」を行うことを通じた地域連携・地方創生支援に取り組んでいます。その一環として、青森財務事務所と北海道財務局函館財務事務所とが連携し、青函地域の持続的発展や地域活性化に資する情報発信を目的としたオンラインイベント「第5回青函みらい会議」を下記のとおり開催しました。
第5回青函みらい会議リーフレット(PDF形式:853.4KB)
開催概要
1.開催テーマ
2.開催⽇時
令和7年5⽉23⽇(⾦曜⽇) 14時から16時
3.開催場所
AOMORI STARTUP CENTER(⻘森市新町1-2-18)
4.開催⽅法
対⾯及びオンライン配信(Teams)
5.参加⼈数
対⾯及びオンライン参加者約140名
実施内容
司会・進行
- 櫛引 素夫 氏 (⻘森⼤学社会学部教授)
青森側スピーカー
- ⼀⼾ 耕太 ⽒ (NPO法人あおもりIT活⽤サポートセンター コーディネーター)
- ⾼⼭ 寛也 ⽒ (⻘森商⼯会議所 地域振興部産業創造課 主幹)
函館側スピーカー
- 阿部 光平 ⽒ (IN&OUT -ハコダテとヒト-代表 フリーライター)
- 若⼭ 豪 ⽒ (株式会社 五島軒 代表取締役社⻑)
①本会議の概要説明、学生の声の発表
会議冒頭、櫛引氏から「教室にいると当たり前に聞こえる若者の声も、社会人にとっては耳にする機会がない。若者と大人の対話が必要である。」と本会議の趣旨を説明。
続いて青森大学生からは、「青森の若者がなぜ県外に出ていくのか、進学や就職以外に理由があるのではないか。」「将来は都会で経験を積んだ後、青森にUターンして地域に貢献したい。」「今日は大人と本音で話し合って、自分の将来に活かしたい。」等の声が上がりました。
②スピーカー取組事例の紹介
続いてスピーカーが、各人の地域での活動内容を中心に、取組みの概要を説明しました。
まず青森側の一戸氏は、デジタル技術を活かした青森と首都圏をつなぐネットワークづくり等について紹介し、高山氏は、商工会議所主催のイベントを事例とし、学生と企業が対話する場づくりの重要性を述べました。
函館側の阿部氏は、自身がUターンした経験を踏まえながら、函館と都市部をつなぐメディアを軸とした仕事について、若山氏は、函館の長い歴史とともに歩んできた企業である強みを生かした、地域活性化の事例について、それぞれ紹介しました。
③学生・スピーカーを交えたクロストーク
クロストークでは、櫛引氏が司会を務め、学生とスピーカーの間で意見が交わされました。
学生の「若者が地元に興味を持つためには、どのような考え方が必要か」との問いに対し、若山氏は「興味の持ち方は人それぞれ、例えば地域の歴史や特性を学ぶことがきっかけとなるのではないか。」、阿部氏は「函館の規模感だと、自分のアクションが人や街に影響を与えることを実感できる。自分のフィールドを手に入れることが大切。」と伝えました。
他にも「一度地元を離れても、いつでも帰って来られる体制を整えてほしい」との学生の声に対して、高山氏は「給料面での改善が必要である一方、青森でロールモデルとなるかっこいい大人の存在を、若者に伝えることが重要。」と回答しました。
また「青森を離れる理由として、給料面の理由だけでなく、県内での仕事の情報を見つけるのが難しいからではないか。」との学生の疑問に対し、一戸氏は「青森でどのような活動・生活をしている大人がいるのかという情報を、大人が手触り感を持って話せることが重要。」と主張しました。
当日の様子
クロストークの様子
青森大学生の発表の様子
オンライン配信の様子
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