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「栃木県内信用金庫・信用組合の若手渉外担当者等による意見交換会」を開催しました

 栃木県内の中小・零細企業が新型コロナウイルスの影響で厳しい経営環境に置かれている中、アフターコロナを見据えた事業者への金融支援及び本業支援を担う地域金融機関の役割は、これまで以上に大きいものとなっております。

 とりわけ、コロナ禍で疲弊した小規模事業者を支援するうえで重要な役割を果たす信用金庫・信用組合においては、若手職員の育成、特に渉外職員の育成が共通の課題となっているところです。

 一方、財務局においては、地域金融機関の顧客支援などのスキルアップを図ることなどを通じ、地域経済の活性化に繋げていくことが重要な取組と考えています。

 今般、当事務所の主催により、栃木県内信用金庫・信用組合の若手渉外担当者等を集め、渉外力の向上と担当者間の情報交換を目的として、「栃木県内信用金庫・信用組合の若手渉外担当者等による意見交換会」を下記のとおり開催いたしました。

 

1.日時

 令和3年11月19日(金曜日) 13時30分~16時50分

 

2.場所

 宇都宮財務事務所

 

3.開催方法

 Web会議形式で開催

 

4.参加者

 栃木県内の6信用金庫及び2信用組合の若手渉外担当者、

 日本政策金融公庫宇都宮支店職員、栃木県信用保証協会職員(計27名)

 

5.結果概要

(1)開会挨拶(宇都宮財務事務所長 星 肇)

宇都宮財務事務所 星所長の画像

 栃木県内の中小・零細企業が新型コロナウイルスの影響で厳しい経営環境に置かれている中、アフターコロナを見据えた事業者への金融支援及び本業支援を担う地域金融機関の役割は、これまで以上に大きいものとなっている。

 そのためには、顧客に直に接している営業店の渉外担当者の渉外力の一層の向上が不可欠となる。

 本日の意見交換会では、日頃の渉外活動に取り組まれている中で感じている課題や悩み、また、それらの解決に向けた取組や工夫等について、他の金融機関で同じ仕事に携わっている方々と率直に意見や情報交換をしていただきたい。

(2)基調講演(金融庁 監督局 銀行第二課 地域金融企画室 室長補佐 渡辺 茂紀 様)

「事業者支援・ノウハウ共有から得た気づき」

「実践的な知見やノウハウの共有から考える金融機関職員に必要なこと」

 

 地域金融機関出身である、金融庁地域金融企画室の渡辺茂紀様より、自身の経験や知見を踏まえた事業者支援のノウハウ等についてご講演いただきました。

金融庁 渡辺茂紀様の画像

  • 金融機関は融資によって企業のバランスシートと繋がっており、企業と金融機関は一体となって事業価値を向上していく必要がある。
  • 企業支援とは、不安定な状態にある企業を安定な状態にすることであり、企業が抱えるリスクをコントロールすることである。
  • 企業支援の能力を高めるためには、事実確認をする力、仕事の速度、複眼的な思考力、の3つが大切。
  • 聞いた話だけではなく、自分できちんと事実を確認すること、付加価値のない作業を効率的に行い、付加価値のある仕事に費やす時間を増やすこと、企業側と金融機関側の両面から物事を見ること、これが出来ないと、企業支援は進まない。
  • 金融機関職員にとって出来て当たり前だと思っていることが、きちんと出来ているのか。まずは身近なところから、そういったところを意識して取り組んでいってほしい。

 

(3)事例紹介

(日本政策金融公庫宇都宮支店 国民生活事業 融資第二課 課長代理 小崎 誠也 様)

(栃木県信用保証協会 経営支援部 企業支援課 係長 黒川 哲郎 様)

 

 日本政策金融公庫職員より、新型コロナ対策資本性劣後ローンの概要及び旅館業や製造業などに同ローンを活用し、地域金融機関と連携して支援した事例をご紹介いただきました。

 また、栃木県信用保証協会職員より、経営安定化支援事業の概要及び飲食店に同事業を活用し、地域金融機関と連携して支援した事例をご紹介いただきました。

 

   日本政策金融公庫 小崎様の画像     栃木県信用保証協会 黒川様の画像

 

 

  日本政策金融公庫 小崎 誠也 様     栃木県信用保証協会 黒川 哲郎 様

 

 

 

(4)意見交換(グループディスカッション)

 参加者が4つのグループに分かれ、「渉外活動における課題・悩みや、解決に向けた取組」などをテーマに意見交換を行いました。参加者からは、主に以下のような意見、課題が挙げられました。

 

  • 経営者と信頼関係を構築するためには、経営者の家族構成や趣味なども把握し相手の懐に入っていくようなアプローチが重要。
  • 経営者と対話する際は、すぐに財務内容などの堅苦しい話をするのではなく、趣味の話などを織り交ぜながら対話するなど、経営者の資質に応じて対応することが必要。
  • 資金繰り表の作成を通じて企業のニーズ把握や課題解決に取り組んでいるが、同表の作成には時間がかかるため、本部や保証協会等との連携が必要ではないか。
  • 内部事務や稟議書作成に時間を取られ、訪問時間が十分に確保できず経営者と深い話ができない時がある。
  • 業務効率化により集金業務を減らしている金融機関もあるが、集金がないと訪問しにくいといった面もあり、今後は訪問の仕方の見直しも必要になってくると感じている。

 

(5)本会に参加しての感想(事後アンケートより)

  • 他の金融機関の方との交流は、コロナ禍になってから更に無かったので、学ぶことが多く、とても良い意見交換であった。
  • 他の金融機関の担当者も同じような悩みを抱えていることが分かり、自分だけではないのだということが分かり安心した。
  • 事業者支援にあたり、経営者目線や、顧客に寄り添うことがもっと必要であると感じた。
  • オンライン会議では、発言のタイミング等が難しいと感じた。活発な意見交換をするためには対面がいいと思うが、場所を問わないオンラインの良さも状況によっては活用してもいいと思った。 

 

会議の模様の画像

 

 

                      会議の模様

 

本ページに関するお問い合わせ先

関東財務局宇都宮財務事務所理財課

電話番号:028-346-6302

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