Vol.117しりべし経済レポート(令和7年12月発行)
総括判断
個人消費
主要小売店売上高は、物価高による節約志向が継続するものの、猛暑に伴う需要が後押ししたことで前年を上回っている。
新車登録・届出台数は、車両価格の上昇から前年を下回っている。
観光
主要観光施設利用者数及び主要宿泊施設宿泊者数は、円安の状況が続く中、海外客の増加が見られたが、大阪万博等の影響があったことから、前年を下回っている。
住宅建設
持ち直しのテンポが緩やかになっている
新設住宅着工戸数は、給与住宅と分譲住宅が前年を上回っているものの、持家と貸家が前年を下回っていることから、全体でも前年を下回っている。
公共工事
公共工事前払金保証請負金額でみると、四半期合計(令和7年7月から9月)は前年を下回っているものの、年度累計では前年を上回っている。
生産
生コン出荷状況は、官需は前年を上回っているが、民需は前年を下回った。全体では前年を上回っている。
水産加工稼働状況は、サケ等の不漁に伴う原材料不足及び仕入れ価格上昇の影響から低調となっている。
金属加工は、軌道整備にかかる部品の受注増加等から、好調となっている。
機械生産は、前年までの受注量が多かったことによる反動減から、低調となっている。
プラスチック製品は、漁業関連製品の需要により、順調となっている。
ゴム製品は、建築需要による受注があることから、安定した操業になっている。
雇用
有効求人倍率及び有効求人数は前年を上回っている。
ヒアリング先からは、民間求人媒体の積極的な利用を継続しているという声が聞こえており、企業の求人意欲が高い状況は続いている。
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