Vol.112しりべし経済レポート(令和6年8月発行)
総括判断
管内経済は、持ち直している
個人消費
持ち直しつつある
主要小売店売上高は価格上昇が続く中、総菜、加工食品などの飲食料品の好調が見受けられ、前年を上回っている。
新車登録・届出台数は、一部メーカーの認証不正問題による生産停止の影響から、前年を下回っている。
観光
緩やかに回復しつつある
主要観光施設利用者数は、円安の影響等により海外客が増加したことから、前年を上回った。
主要宿泊施設宿泊者数は、前年の旅行支援事業終了による反動減等により国内客が減少したことから前年を下回った。
住宅建設
持ち直しのテンポが緩やかになっている
新設住宅着工戸数は、持家と給与住宅で前年を下回っているものの、貸家と分譲住宅では前年を上回っていることから、全体でも前年を上回った。
公共工事
前年を上回る
公共工事前払金保証請負金額は、前年を上回っている。
生産
持ち直しつつある
生コン出荷状況は、官需、民需とも前年を上回ったことから、全体では前年を上回る。
水産加工は、ニシンの漁獲が好調であるものの、需要の落ち着きが見られたことから、安定した操業となっている。
金属・機械について、金属加工は前年同期の受注量が多かったことによる反動減から低調となっている。機械生産は北米地域を中心にHV等自動車の需要の伸びがあることから順調となっている。
プラスチック・ゴムについて、プラスチック製品は前年同期の受注量が多かったことによる反動減から低調となっている。ゴム製品は半導体工場等からの大口案件の受注があることから、安定した操業となっている。
雇用
緩やかに持ち直している
有効求人倍率は、前年を下回っている。なお、有効求職者数、有効求人数とも前年を下回っており、有効求人数の減少幅が大きい。
新規求人数は、前年を下回っている。
以下参考
金融
貸出金残高は前年を下回る。
企業倒産
件数、負債総額とも前年を下回る。
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