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Vol.113しりべし経済レポート(令和6年12月発行)

総括判断

管内経済は、持ち直している

個人消費

 持ち直しつつある

 

 主要小売店売上高は、物価高による節約志向から必要な商品を厳選して購入する動きが見受けられるも、ハレの日需要や調理簡便需要により堅調が見受けられ、前年より上回っている。

 新車登録・届出台数は、半導体不足の解消によって昨年の登録台数を上回っているが、一部メーカーでは認証不正問題の影響で新規受注停止による登録台数の減少の動きが見受けられた。

観光

 緩やかに回復しつつある
 
 主要観光施設利用者数は、一部統計対象施設が営業していなかったことから、前年を下回っている。
 主要宿泊施設宿泊者数は、前年を上回っている。
 なお、ヒアリング先からは、物価高の影響により国内客が減少したものの、円安等の影響により海外客が増加したとの声が聞こえている。

住宅建設

 持ち直しのテンポが緩やかになっている

 

 新設住宅着工戸数は、貸家と分譲住宅では前年を下回っているものの、持家と給与住宅が前年を上回っていることから、全体でも前年を上回っている。

公共工事

 前年を上回る
 
 公共工事前払金保証請負金額は、前年を上回っている。

生産

 持ち直しつつある

 

 生コン出荷状況は、官需、民需とも前年を上回っていることから、全体では前年を上回っている。
 水産加工稼働状況は、昨年から続くコロナ5類後の観光客の増加で土産需要がある一方で、鮭の不漁による原材料不足等から、低調となっている。
 金属加工は、前年同期の受注量が多かったことによる反動減等から、低調となっている。
 機械生産は、前年同期から続いている北米地域を中心にHV等自動車の需要があることから、安定した操業となっている。
 プラスチック製品は、漁業製品の需要等により、順調となっている。
 ゴム製品は、半導体工場等の大口案件の受注があることから、安定した操業となっている。

雇用

 緩やかに持ち直している
 
 有効求人倍率は、前年を下回っている。なお、有効求職者、有効求人数ともに前年を下回っており、有効求人数の減少幅が大きい。
 新規求人数は、前年を下回っている。
 ヒアリング先からは、ハローワーク以外の民間求人媒体を積極的に利用している等の声が聞こえており、企業の求人意欲が高い状況は続いている。
 
以下参考

金融

 

 貸出金残高は前年を下回る。

企業倒産

 

 件数は前年と同数、負債総額は前年を下回る。

詳細版

Vol.113しりべし経済レポート(令和6年12月発行)(PDF形式:646.1KB)

特別調査

特別調査(人手不足解消のための後志地域の取組)(PDF形式:407.4KB)

 

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本ページに関するお問い合わせ先

北海道財務局小樽出張所財務課

電話番号:0134-23-4103

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