Vol.116しりべし経済レポート(令和7年8月発行)
総括判断
個人消費
主要小売店売上高は、物価高による節約志向が続く中で、調理簡便需要が堅調であることから、前年を上回っている。
新車登録・届出台数は、前年の認証不正問題からの反動増により、前年を上回っている。
観光
主要観光施設利用者数及び主要宿泊施設宿泊者数は、物価高等の影響があったが、円安の状況が続く中、海外客が増加したことから前年を上回っている。
住宅建設
持ち直しのテンポが緩やかになっている
新築住宅着工戸数は、分譲住宅が前年を上回っているものの、持家と貸家が前年を下回っていることから全体でも前年を下回っている。
公共工事
公共工事前払金保証請負金額は、前年を上回っている。
生産
生コン出荷状況は、官需は前年を上回っているが、民需は前年を下回った。全体では前年を上回っている。
水産加工稼働状況は、観光客の土産需要が継続する一方で、ニシン等の漁獲量減少やそれに伴う仕入れ価格の上昇の影響から、低調となっている。
金属加工は、軌道整備にかかる部品の受注増加等から、好調となっている。
機械生産は、前年同期の受注量が多かったことによる反動減から、低調となっている。
プラスチック製品は、生産需要が回復しているため、安定した操業となっている。
ゴム製品は、建築需要による受注があることから、安定した操業となっている。
雇用
有効求人倍率は前年を上回ったものの、有効求人数及び有効求職者数は前年を下回る状況が続いている。新規求人数は、前年を上回っている。
ヒアリング先からは、民間求人媒体を積極的に利用している等の声が聞こえており、企業の求人意欲が高い状況は続いている。
以下参考
金融
貸出金残高は前年を下回る。
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