令和7年12月10日に北海道教育大学附属函館中学校にて北海道教育大学函館校と協働で「財政教育プログラム」を実施しました:函館財務事務所
財務省では、若年層向けに日本の財政に興味を持ってもらい、日本の将来について考えてもらうために、「財政教育プログラム」を実施しています。今回は、北海道教育大学附属函館中学校にて、生徒のみなさんと日本の財政について考えました。
実施概要
1.開催日時
令和7年12月10日(水曜日) 8時50分から12時30分
2.開催場所
北海道教育大学附属函館中学校 体育館及び各教室
3.参加者
北海道教育大学附属函館中学校3年生 89名
実施内容
1.実施の経緯
北海道教育大学函館校では、地域で活躍する上で必要な実践的課題解決能力を養うための地域プロジェクト(北海道教育大学ホームページへリンク)
を行っています。このプロジェクトの一つとして、「『財政教育プログラム』協働推進プロジェクトwith函館財務事務所」を立ち上げ、令和7年4月より奥平准教授と5名の大学生、北海道教育大学附属函館中学校、函館財務事務所で協働し授業づくりを行いました。当日は、5名の大学生に教壇に立ってもらい、授業及びグループワークを行いました。
2.授業内容
座学
日本の財政について歳入歳出の内訳や、国債の残高、少子高齢化に伴う日本の社会の変化など、次のグループワークにつながる知識の習得のため講演を行いました。
財政の説明をする大学生
予算編成シミュレーション
生徒が財務大臣になったつもりでグループに分かれて、予算編成を行いました。グループごとに作成した予算案を発表する時間では、議論した内容を踏まえて説明していました。
予算案を発表する生徒
模擬選挙
最後に、大学生が政党の候補者となり、生徒が1つの政党を選ぶという模擬選挙のワークを行いました。候補者に扮した大学生の政策案を生徒に聞いてもらいました。高福祉高負担の国を目指す政党、低福祉低負担で国債の返済を行う政党といった架空の政党を作り、政策案を通じて財政に関する理解を深めてもらうことを目指しました。生徒はどの候補者がいいと思うか、他の生徒と議論を交わしました。
政策について議論しあう生徒たち
生徒の感想
- 財政について改めて考える機会があることによって、日本の財政の課題などを整理することができました。実習活動などもあり、楽しかったです。
- 3年後から選挙権が得られるので、それまでに日本の現状を把握しておくことで、実際に政策などを吟味してよりよい選択をすることができるだろうから、備えておきたい。
- 財政について公民で学んだことなども活かしながら考えることができて良かったです。今後も財政について意識しながら生活していきたいと思います。
本ページに関するお問い合わせ先
函館財務事務所総務課
電話番号:0138-47-8445

