令和7年5月23日にオンラインイベント「青函みらい会議」を開催しました:函館財務事務所
最終更新日:2025年6月30日
函館財務事務所では、地方自治体や経済団体、大学など地域の主体とネットワークを形成し、活用することで、地域の課題解決等をサポートする「地域連携」の取組を推進しています。その一環として、当所と東北財務局青森財務事務所が連携し、青函地域の持続的発展や地域活性化に資する情報発信を目的としたオンラインイベント「第5回青函みらい会議」を下記のとおり開催しました。
開催概要
1.開催テーマ
2.開催日時
令和7年5月23日(金曜日) 14時から16時
3.開催場所
AOMORI STARTUP CENTER(青森県青森市新町1-2-18)
4.開催方法
対面及びオンライン配信(Teams)
5.参加人数
対面及びオンライン参加者約140名
当日の様子
司会・進行
- 櫛引 素夫 氏 (青森大学社会学部 教授)
青森側スピーカー
- 一戸 耕太 氏 (あおもりIT活用サポートセンター コーディネーター)
- 高山 寛也 氏 (青森商工会議所 地域振興部産業創造課 主幹)
函館側スピーカー
- 阿部 光平 氏 (IN&OUT -ハコダテとヒト-代表 フリーライター)
- 若山 豪 氏 (株式会社五島軒 代表取締役社長)
1.本会議の概要説明、学生の声の発表
会議冒頭、櫛引⽒から「教室にいると当たり前に聞こえる若者の声も、社会⼈にとっては⽿にする機会がない。若者と⼤⼈の対話が必要である。」と本会議の趣旨を説明。
続いて⻘森⼤学⽣からは、「⻘森の若者がなぜ県外に出ていくのか、進学や就職以外に理由があるのではないか。」や「将来は都会で経験を積んだ後、⻘森にUターンして地域に貢献したい。」、「今⽇は⼤⼈と本⾳で話し合って、⾃分の将来に活かしたい。」等の声が上がりました。
2.スピーカーから取組事例の紹介
続いてスピーカーが、各⼈の地域での活動内容を中⼼に、取組みの概要を説明しました。
まず⻘森側の⼀⼾⽒は、デジタル技術を活かした⻘森と⾸都圏をつなぐネットワークづくり等について紹介し、⾼⼭⽒は、商⼯会議所主催のイベントを事例とし、学⽣と企業が対話する場づくりの重要性を述べました。
函館側の阿部⽒は、⾃⾝がUターンした経験を踏まえながら、函館と都市部をつなぐメディアを軸とした仕事について、若⼭⽒は、函館の⻑い歴史とともに歩んできた企業である強みを⽣かした、地域活性化の事例について、それぞれ紹介しました。
3.学生・スピーカーを交えたクロストーク
クロストークでは、櫛引⽒が司会を務め、学⽣とスピーカーの間で意⾒が交わされました。
学⽣の「若者が地元に興味を持つためには、どのような考え⽅が必要か。」との問いに対し、若⼭⽒は「興味の持ち⽅は⼈それぞれ、例えば地域の歴史や特性を学ぶことがきっかけとなるのではないか。」、阿部⽒は「函館の規模感だと、⾃分のアクションが⼈や街に影響を与えることを実感できる。⾃分のフィールドを⼿に⼊れることが⼤切。」と伝えました。
他にも「⼀度地元を離れても、いつでも帰って来られる体制を整えてほしい。」との学⽣の声に対して、⾼⼭⽒は「給料⾯での改善が必要である⼀⽅、⻘森でロールモデルとなるかっこいい⼤⼈の存在を、若者に伝えることが重要。」と回答しました。
また「⻘森を離れる理由として、給料⾯の理由だけでなく、県内での仕事の情報を⾒つけるのが難しいからではないか。」との学⽣の疑問に対し、⼀⼾⽒は「⻘森でどのような活動‧⽣活をしている⼤⼈がいるのかという情報を、⼤⼈が⼿触り感を持って話せることが重要。」と主張しました。
4.写真
学生とスピーカーのクロストークの様子
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函館財務事務所総務課
電話番号:0138-47-8445