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「金融犯罪の被害撲滅に向けた関係者連携会議」(福岡県)を開催しました(令和7年2月20日)

 福岡財務支局は、令和7年2月20日、福岡県警察本部及び福岡銀行協会と連携し、今回で11回目となる「金融犯罪の被害撲滅に向けた関係者連携会議」(福岡県)を開催しました。福岡財務支局・福岡県警察本部のほか、福岡県内に店舗を有する銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫等から60名が参加し、金融犯罪の被害撲滅に向けて連携を強化しました。
 福岡県内では、令和6年のニセ電話詐欺の認知件数が849件、被害額が23億3,000万円と、認知件数・被害額ともに平成16年の統計開始史上最多となったほか、SNS型投資・ロマンス詐欺については、認知件数が664件、被害額が69億4,000万円と急増しており、深刻な状況となっています。会議開催にあたり、林 理財部長は、「金融犯罪の被害が深刻な状況となっている中、関係者間で情報交換・意見交換を行い、連携を強化することは意義のあることであり、金融犯罪の被害撲滅に向けて、今後とも金融機関の協力を賜りたい。また、本日、福岡県警察本部と県内に本店がある銀行、当局の三者間において、「特殊詐欺等の情報提供に関する協定」を締結したところ、本協定に基づく情報提供・連携が実効性のある形で運用されることを期待したい」と述べました。
 会議では、福岡県警察本部からニセ電話詐欺やインターネットバンキングに係る不正送金被害の現状や対策の説明、金融庁から口座不正利用等の金融犯罪の動向と対応の説明があったほか、福岡銀行や西日本シティ銀行から取組事例の発表がありました。
 福岡財務支局としては、引き続き、金融犯罪の被害撲滅に向けて、福岡県警察本部及び金融機関等と連携してまいります。
 

林理財部長が立って開会挨拶を行う写真 金融庁の向山主任調査官が説明している写真 福岡県警の講話を聞く参加者の写真

      開会挨拶をする林理財部長                          金融庁説明の様子                      連携会議の様子

開催概要 

【開催日時】

 令和7年2月20日(木曜日)13時30分から15時

【参加機関】

 福岡財務支局、金融庁、福岡県警察本部、福岡銀行協会、福岡県信用金庫協会、福岡県信用組合協会、同協会加入の金融機関、九州労働金庫 等

【次第】

  1. 開会挨拶
    (福岡財務支局 林 理財部長、福岡県警察本部 南島 生活安全部長)
  2. ニセ電話詐欺等の現状について
    (福岡県警察本部 柴村 生活安全部生活安全総務課犯罪抑止対策室長)
  3. インターネットバンキングに係る不正送金被害の現状と対策について
    (福岡県警察本部 吉田 生活安全部サイバー犯罪対策管理官)
  4. 口座不正利用等の金融犯罪の動向と対応
    (金融庁 向山 総合政策局リスク分析総括課金融犯罪対策室主任統括検査官)

  5. 金融機関の取組の発表
    (福岡銀行、西日本シティ銀行)

  6. 閉会挨拶
    (福岡銀行協会 城後 常務理事)

ニセ電話詐欺(特殊詐欺)について

本ページに関するお問い合わせ先

福岡財務支局理財部 金融監督第一課  電話:092-411-5081

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