大台町にて「地域経済循環についての勉強会」を開催しました(令和5年3月28日)
津財務事務所では三重県多気郡大台町において、地域経済循環についての勉強会を開催しました。大台町商工会員の事業者を中心に、商工会職員や大台町役場職員のほか、当所職員含め総勢20名程度の方にご参加いただきました。
地域経済循環とは、地域の経済活動で「生産」された付加価値が、労働者や企業に分配されて「所得」となり、消費や投資として「支出」され再び地域に還流されることを言い、地域経済循環率(生産(付加価値額)を分配(所得)で除した値)が高いほど、地域経済の自立度が高いと言えるものです。
勉強会の前半では、株式会社三十三総研の別府様より、(1)最近の経済・社会動向、(2)三重県と大台町の経済・産業構造、(3)地域経済循環について、(4)圏域と地域活性化の視点、の4部構成でご講義いただき、大台町での地域経済循環について「生産」・「分配」・「支出」3面からの分析結果のご説明のほか、他地域での地域経済循環の好事例についてもご紹介いただきました。
後半では4名から5名のグループに分かれ、参加者同士で「大台町の地域経済循環を向上させるためには何が必要か」というテーマでグループディスカッションを行い、どのグループでも活発な意見交換が行われました。また、最後には各グループでどのような意見が出たか発表いただきましたが、グループごとに様々な意見やアイデアが出され、発表を聴いていた方々は真剣に耳を傾けておられました。
参加された方からは、「大変勉強になり面白かった。もし次回があるなら、若い経営者や町内の方々にも聞いて欲しい。」、「自分では考えられない意見が出て有意義だった。」、「普段こういったディスカッションをしたことがあまりないので、貴重な経験になった。」とのご感想をいただきました。
津財務事務所では、今後も地域の方々からのご要望に沿いながら地域経済活性化のために様々な取組みを展開してまいります。
(勉強会開会時の様子)
(三十三総研・別府様による講義の様子)
(グループディスカッションの様子)
(発表の様子)
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