「三重県中小企業家同友会尾鷲グループとの意見交換会」を開催
1.意見交換会の模様
津財務事務所では、令和4年3月22日(火曜日)に、三重県中小企業家同友会(以下、「同友会」といいます。)の尾鷲グループ会員との意見交換会を実施しました。
これまで同友会との意見交換会は定期的に実施しておりましたが、東紀州地域における新型コロナウイルス感染症拡大の影響や金融機関による事業者支援の状況等について、当地域の事業者の生の声をお聞きしたいという思いから、同友会尾鷲グループの定例会の場をお借りして、意見交換を行うことができました。
意見交換会では、冒頭に当事務所から津財務事務所の業務紹介と金融庁の施策等について説明した後、東紀州地域の足元の経済状況や、金融機関等による事業者支援の状況等について意見交換を行い、尾鷲グループ会員の方からは、以下のようなご意見が出ました。
- 先日、まん延防止等重点措置の適用が解除されたが、コロナに対する警戒心がまだ和らいでいないのか、イベントを開催しても客足が戻っていない。
- 経済活動自粛の影響は、給付金等の対象とならない酒屋やレンタル衣装店にて特に深刻。
- 最近では、コロナ以外にも、半導体不足やロシアのウクライナ侵攻による影響を受けている。
- 東紀州地域は過疎化が進んでいる中で、若い人は都会での就職を求める傾向にあることから、地元企業は人材確保に苦しんでいる。
- 関係者へのプレゼン資料の作成など創業支援の他、経営状況が良くないときには前向きな改善提案や資金繰り表を作成していただくなど、地元金融機関には非常に助けてもらっている。
- 高齢の経営者については、コロナ前までの売上回復が不透明な中、借入してまで事業を継続すべきか悩んでおり、金融機関への相談も躊躇している。
今回初めて東紀州地域での意見交換会の実施となりましたが、大変貴重なご意見等をいただくことができました。
津財務事務所では、今後もこうした機会を通じて、地域が抱える課題の把握と解決に向けた取組みを行ってまいります。
2.出席者
- 三重県中小企業家同友会尾鷲グループ会員等7名
- 津財務事務所理財課長等3名
本ページに関するお問い合わせ先
東海財務局 津財務事務所 総務課
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