租税教室×財P(in 紫波町立紫波第二中学校)の実施について
最終更新日:2024年1月24日
財務省盛岡財務事務所では、日本の財政を学びながら、この国と自分の将来について考える力を育むことを目的とした、財政教育プログラム(財P)を実施しています。
このたび、紫波町立紫波第二中学校の生徒の皆さまを対象に、租税教室とコラボしたプログラムを、以下のとおり実施いたしました。(本授業では、フューチャーデザインの考えを取り入れたワークも実施しております。)
※フューチャーデザインとは、「数十年先の未来からタイムマシンで飛来した未来人」という仮想のもと、「将来世代がよりよく生きるため」という観点から、思考・検討・議論する手法です。
1.概要
- 実施日:令和5年11月29日(水曜日)
- 会場:紫波町立紫波第二中学校
- 対象:3年生33人
- 授業の内容:
- 税についての説明
税金の必要性や種類、仕組みなどについて、税務署職員が講師となって説明しました。 - 財政についての説明
歳入歳出予算や国債発行残高の推移などについて、財務事務所職員が講師となって説明しました。 - フューチャーデザインについての説明
フューチャーデザインについて、考え方の特徴などを説明した後、生徒が未来人になりきり、現在の日本にメッセージを送るというワークショップを行いました。 - グループワーク
上記のメッセージを踏まえ、グループごとに来年度の歳入歳出をどのように増減させるか、既存の予算にとらわれず自由な発想で話し合いを行ってもらいました。最後に、検討した予算についての発表も行いました。
2.生徒の皆さまからの声
- 国民が安全で健康的に過ごせているのは、税金があるからです。勝手に取られる税金ではなく、生活する上で必要な、大切な税金であることを理解しました。
- フューチャーデザインのワークでは、自分たちが大人になった時の日本について、深く考えることができた。
- グループワークで新しい税金を生み出していた班の人達の発表を聞いたり、歳出歳入のグラフを書いたり、とても難しかったけど楽しかった。
3.講師から
グループワークで、皆さんが一生懸命意見を出しあっている姿がとても印象的でした。また、発表の中で新たな税や歳出についてのいろいろなアイデアを聞くことができ、講師としても大変勉強になりました。
もしかすると、普段聞きなれない言葉や少し難しく感じた内容もあったかもしれませんが、税と財政は私たちの暮らしにとても関係の深い分野です。今回の授業が皆さんにとって税と財政により興味を持つきっかけとなれば嬉しいです。
4.当日の授業の模様
税務署職員による租税の講義の様子
財務事務所職員による財政の講義の様子
グループワークの話し合いの様子
本ページに関するお問い合わせ先
東北財務局 盛岡財務事務所 総務課
電話:019-625-3351