租税教室×財P(in 盛岡市立下小路中学校)の実施について
最終更新日:2024年1月24日
財務省盛岡財務事務所では、日本の財政を学びながら、この国と自分の将来について考える力を育むことを目的とした、財政教育プログラム(財P)を実施しています。
このたび、盛岡市立下小路中学校の生徒の皆さまを対象に、租税教室とコラボしたプログラムを、以下のとおり実施いたしました。(本授業では、フューチャーデザインの考えを取り入れたワークも実施しております。)
※フューチャーデザインとは、「数十年先の未来からタイムマシンで飛来した未来人」という仮想のもと、「将来世代がよりよく生きるため」という観点から、思考・検討・議論する手法です。
1.概要
- 実施日:令和5年12月6日(水曜日)
- 会場:盛岡市立下小路中学校
- 対象:2年生178人
- 授業の内容:
- 税についての説明
税金の必要性や種類、仕組みなどについて、税務署職員が講師となって説明しました。 - 財政についての説明
歳入歳出予算や国債発行残高の推移などについて、財務事務所職員が講師となって説明しました。 - フューチャーデザインについての説明
フューチャーデザインについて、考え方の特徴などを説明した後、生徒が未来人になりきり、現在の日本にメッセージを送るというワークショップを行いました。 - グループワーク
上記のメッセージを踏まえ、グループごとに来年度の歳入歳出をどのように増減させるか、既存の予算にとらわれず自由な発想で話し合いを行ってもらいました。最後に、検討した予算についての発表も行いました。
2.生徒の皆さまからの声
- 税金にはたくさんの種類があって、全てなくてはならないものだと気付けた。その税金の仕組みなども詳しく知れてよかった。
- 2050年の日本はどうなっているのかを考えるのがすごく楽しかったし、未来を良くない日本にしないために今からしっかり税について考えることが大切だと思った。
- 日本の借金が多すぎて困った。自分達よりも年下の子供たちは、もっと困るのかと思うと、何としても借金を今よりも減らさなければならないと思った。
- 公民で税金の授業をすることが楽しみになった。
3.講師から
講義では真っ直ぐ前をみて静聴してくださった生徒の皆さんが、グループワークに入ると和気あいあいと活発に議論していた姿が印象的でした。短い時間の中でたくさんの意見を出していただき、皆さんのチームワークの良さと想像力には脱帽しました。今後も自由な幅広い発想を大切に、租税と財政に関心を寄せていってほしいです。
4.当日の授業の模様
講義の様子
グループワークの様子
生徒の皆さんからお礼の言葉を頂戴しました!
本ページに関するお問い合わせ先
東北財務局 盛岡財務事務所 総務課
電話:019-625-3351