FD×財P(in MCL盛岡外語観光&ブライダル専門学校)の開催について
最終更新日:2025年3月3日
財務省盛岡財務事務所では、日本の財政を学びながら、この国と自分の将来について考える力を育むことを目的とした、財政教育プログラム(財P)を実施しています。
このたび、MCL盛岡外語観光&ブライダル専門学校の学生を対象に、フューチャーデザイン(FD)※の考えを取り入れたプログラム(FD×財P)を、以下のとおり開催いたしました。
※フューチャーデザインとは、ある課題に対し、現役世代だけでなく、その課題の影響が及ぶ将来世代の立場を踏まえて議論しようという取り組みで、参加者が「数十年先の未来から飛来した未来人」という仮想のもと、「将来世代がよりよく生きるため」に現状をどうしていくべきか思考・検討・議論を行います。
1.開催の概要
- 開催日:令和6年11月29日(金曜日)
- 会場:MCL盛岡外語観光&ブライダル専門学校
- 対象:2年生14人
- 授業の内容:
日本の税と財政についての講義
身の回りの公共サービス・公共施設と税金の関係や、国の歳入・歳出予算の中身など、日本の財政の現状と課題について説明しました。
フューチャーデザイン(グループワーク)
学生が2050年の日本に生きる未来人になりきり、グループで2050年の日本がどうなっているかを話し合いました。その後、話し合った未来をもとに、現代の日本に戻ってアドバイスをしました。
予算編成シミュレーション(グループワーク)
未来人からのアドバイスを踏まえて、日本の未来をより良くするためには歳入と歳出をどのように増減させたらよいか話し合い、グループごとに国の予算案を作ってもらいました。最後に、作成した予算案についての発表も行いました。
2.学生からの感想
- 今まで日本の借金の多さに疑問を抱いていたが、授業を受けて、現在の日本の状況を踏まえて歳出と歳入のバランスを調整した結果、借金をせざるを得なかったのだと思った。
- 日本の財政について、現在だけでなく将来を見据えてどのようにお金を使っていくべきか真剣に考えるきっかけとなった。
- フューチャーデザインで将来のことを想像することで、今後どうしていくことが好ましいかを考えることができ、その考えを国の予算案として具体化できて楽しかった。
3.講師から
来年から社会人になる学生が多いからか、税金の在り方や使われ方に強い関心をもってワークに励んでいるように見受けられました。ワークをとおして学生の皆さんが抱いた「この国をより良くしたい」という思いは、選挙を通して国政に反映することができます。今回の授業がその気づきとなれば幸いです。
4.当日の授業の様子

グループワークを行っている様子

作成した予算案を発表している様子
本ページに関するお問い合わせ先
東北財務局 盛岡財務事務所 総務課
電話:019-625-3351