FD×財P(in 岩手大学教育学部附属中学校)の実施について
最終更新日:2024年2月26日
財務省盛岡財務事務所では、日本の財政を学びながら、この国と自分の将来について考える力を育むことを目的とした、財政教育プログラム(財P)を実施しています。
このたび、岩手大学教育学部附属中学校の生徒の皆さまを対象に、フューチャーデザイン(FD)の考え※を取り入れたプログラム(FD×財P)を、以下のとおり実施いたしました。
※フューチャーデザインとは、「数十年先の未来からタイムマシンで飛来した未来人」という仮想のもと、「将来世代がよりよく生きるため」という観点から、思考・検討・議論する手法です。
1.概要
- 実施日:令和6年1月25日(木曜日)
- 会場:岩手大学教育学部附属中学校
- 対象:3年生137名
- 授業の内容
- 日本の税と財政についての説明
歳入歳出予算や国債発行残高の推移、日本の税金の種類などについて、財務事務所職員が講師となって説明しました。 - フューチャーデザインについての説明
フューチャーデザインについて、考え方の特徴などを説明した後、生徒が未来人になりきり、現在の日本にメッセージを送るというワークショップを行いました。 - グループワーク
上記のメッセージを踏まえ、グループごとに来年度の歳入歳出をどのように増減させるか、既存の予算にとらわれず自由な発想で話し合いを行ってもらいました。最後に、検討した予算についての発表も行いました。
2.生徒の皆さまからの声
- 税や財政について、社会の授業で学習していたが、今回の講義で理解を深めることが出来た。
- 未来人になって考えたり、財務大臣になって考えたり、難しいワークが多かったが、グループで協力することで多方面から思考することが出来た。
- これから選挙などに参加することで、今よりもっと財政に関わる機会が増えると思うので、今回習ったことをこれからに生かしていきたい。
3.講師から
グループワークでは、新たな税金や、歳入・歳出予算の合理性について、深い議論をしていた姿が印象的でした。また、アドバイスをするとすぐに議論に取り込む、生徒の皆さんの吸収力の高さに感激しました。本講義をきっかけに財政への関心を深めていただきたいです。
4.当日の授業の模様
生徒がリモートで講義を受けている様子
グループワークの様子
生徒が考えた予算を発表している様子
本ページに関するお問い合わせ先
東北財務局 盛岡財務事務所 総務課
電話:019-625-3351