FD×財P(矢巾町のワークショップとコラボした財政教育プログラム)の開催について
最終更新日:2022年10月21日
財務省盛岡財務事務所では、日本の財政を学びながら、この国と自分の将来について考える力を育むことを目的とした、財政教育プログラム(財P)を実施しています。
昨年度に引き続き、今年度も岩手県矢巾町が実施しているフューチャーデザイン(FD)※のワークショップとコラボレーションしたプログラム(FD×財P)を、以下のとおり開催いたしました。
※フューチャーデザインとは、「数十年先の未来からタイムマシンで飛来した未来人」という仮想のもと、「将来世代がよりよく生きるため」という観点から、思考・検討・議論する手法です。
1.開催の概要
- 開催日:令和4年9月23日(金曜日)
- 会場:矢巾町公民館
- 対象:県内大学生等28名(岩手大学、岩手県立大学、岩手県立産業技術短期大学校、岩手看護専門学校)
- 当日の内容:
- 日本の財政についての説明:15分
歳入歳出予算や国債発行残高の推移などについて、財務事務所職員が講師となって説明しました。 - 個人ワーク:15分
現在の日本の歳入歳出をみて、自分だったらどのような予算にしたいかを参加者に考えてもらいました。 - フューチャーデザインについての説明:35分
「フューチャーデザイン」について、矢巾町職員の方から、考え方の特徴や、ワークショップでの活用などを説明頂きました。 - グループワーク:20分
予算編成を模擬体験し、発表と質疑応答を行いました。予算を編成するときは、フューチャーデザインの考え方のもと、参加者に2070年からきた未来人役を演じてもらい、「2070年の日本の未来像」を考えてもらいました。その後、グループごとにその未来像に沿って歳出歳入をどのように増減させるかを話し合い、最後に編成した予算について説明してもらいました。
2.学生のみなさまからの声
- 自分達の生きる未来をどのように変えていくべきかを考えさせられたため、この授業はとても大切な取組だと思った。
- 未来人になりきるやり方が面白かった。財政についてあまり知らなかったが、交流を深めて会話で学ぶことができてよかった。
3.開催者から
次世代を担う学生の皆さんが未来人の視点に立って、国の財政について理解を深めるとともに、グループでの活発な意見交換を通じて予算編成作業を体験したことにより、我が国の課題や将来像について積極的に考えてもらう良いきっかけとなったことと思います。
4.当日の模様
日本の財政についての説明の様子
グループワークの様子(参加者には未来人になりきるためのひみつ道具「未来人ハッピ」を着用してもらいました!)
本ページに関するお問い合わせ先
東北財務局 盛岡財務事務所 総務課
電話:019-625-3351