FD×財P(in 岩手県立不来方高等学校)の開催について
最終更新日:2025年5月1日
財務省盛岡財務事務所では、日本の財政を学びながら、この国と自分の将来について考える力を育むことを目的とした、財政教育プログラム(財P)を実施しています。
このたび、岩手県立不来方高等学校の生徒を対象に、フューチャーデザイン(FD)※の考えを取り入れたプログラム(FD×財P)を、以下のとおり開催いたしました。
このたび、岩手県立不来方高等学校の生徒を対象に、フューチャーデザイン(FD)※の考えを取り入れたプログラム(FD×財P)を、以下のとおり開催いたしました。
※フューチャーデザインとは、ある課題に対し、現役世代だけでなく、その課題の影響が及ぶ将来世代の立場を踏まえて議論しようという取り組みで、参加者が「数十年先の未来から飛来した未来人」という仮想のもと、「将来世代がよりよく生きるため」に現状をどうしていくべきか思考・検討・議論を行います。
1.開催の概要
- 開催日:令和7年3月18日(火曜日)
- 会場:岩手県立不来方高等学校
- 対象:2年生235名
- 授業の内容
日本の財政についての講義
身の回りの公共サービス・公共施設と税金の関係や、国の歳入・歳出予算の中身など、日本の財政の現状と課題について説明しました。
フューチャーデザイン(グループワーク)
生徒が2050年の日本に生きる未来人になりきり、グループで2050年の日本がどうなっているかを話し合いました。その後、話し合った未来をもとに、現代の日本に戻ってアドバイスをしました。
予算編成シミュレーション(グループワーク)
未来人からのアドバイスを踏まえて、日本の未来をより良くするためには歳入と歳出をどのように増減させたらよいか話し合い、グループごとに国の予算案を作ってもらいました。最後に、作成した予算案について発表も行いました。
2.生徒からの感想
- 予算編成ワークがすごく楽しかった。今まで社会情勢にあまり興味がなかったけれど、今回講義を受けて興味がわいた。
- 授業を受ける前までは政治参加を難しいことのように感じていたけれど、グループワークをとおして自分の中にも政治に対する意見がたくさんあることに気づかされた。
- 私たち一人ひとりが国の財政について知り、考えることが日本の未来をより良くする第一歩になると気づいた。
3.講師から
日本の財政状況や社会情勢への関心が高く、日本の社会がより良くなるにはどうしたらよいかをグループのメンバーと活発に議論しながら予算を組み立てていく姿がとても頼もしく感じました。日本の社会をより良くしていくためには、一人ひとりが日本の将来の在り方について考え、政治参加することが非常に重要です。今回の授業が、その気づきとなれば幸いです。
4.当日の授業の様子
フューチャーデザインワークの様子
予算編成シミュレーションワークの様子
本ページに関するお問い合わせ先
東北財務局 盛岡財務事務所 総務課
電話:019-625-3351