租税教室×財P(in 岩手県立釜石高等学校)の開催について
最終更新日:2025年3月31日
財務省盛岡財務事務所では、日本の財政を学びながら、この国と自分の将来について考える力を育むことを目的とした、財政教育プログラム(財P)を実施しています。
このたび、岩手県立釜石高等学校の生徒を対象に、租税教室(※1)とタイアップした授業を、以下のとおり開催いたしました。(本授業では、フューチャーデザイン(※2)の考えを取り入れたワークも実施しております。)
※1 租税教室とは、次代を担う児童・生徒たちに税の意義や役割を正しく理解してもらい、社会の構成員として税金を納め、その使い道に関心を持ち、さらには納税者として社会や国の在り方を主体的に考えるという自覚を育てることを目的とした、国税庁主体の取り組みです。
※2 フューチャーデザインとは、ある課題に対し、現役世代だけでなく、その課題の影響が及ぶ将来世代の立場を踏まえて議論しようという取り組みで、参加者が「数十年先の未来から飛来した未来人」という仮想のもと、「将来世代がよりよく生きるため」に現状をどうしていくべきか思考・検討・議論を行います。
1.開催の概要
- 開催日:令和7年2月14日(金曜日)
- 会場:岩手県立釜石高等学校
- 対象:2年生129名
- 授業の内容:
税についての講義
税金の必要性や種類、仕組みなどについて、税務署職員が講師となって説明しました。
財政についての講義
歳入歳出予算や国債発行残高の推移などについて、財務事務所職員が講師となって説明しました。
フューチャーデザイン(グループワーク)
生徒が2050年の日本に生きる未来人になりきり、2050年の日本がどうなっているかを話し合いました。その後、話し合った未来をもとに、現代の日本に戻ってアドバイスをしました。
予算編成シミュレーション(グループワーク)
未来人からのアドバイスを踏まえて、日本の未来をよりよくするためには歳入と歳出をどのように増減させたらよいか話し合い、グループごとに国の予算案を作ってもらいました。最後に、作成した予算案について発表も行いました。
2.生徒からの感想
- フューチャーデザインで想像した2050年の日本は悪いイメージのほうが多かった。自分たちにとってより良い国になるよう選挙があったときは投票しに行きたい。
- ワークをとおして、予算は色々な立場にある人たちから出される色々な意見を考えて作成しなければならず、とても難しいことだと思った。
- グループワークは難しかったけれど、メンバーと意見を出し合い議論することが楽しかったし、自分にはない意見を知ることができる良い機会だった。
3.講師から
4.当日の授業の様子
財政の講義の様子
グループワークの様子
予算編成シミュレーションワークの様子
本ページに関するお問い合わせ先
東北財務局 盛岡財務事務所 総務課
電話:019-625-3351