ページ本文

FD×地方財P(in 岩手県立山田高等学校)の開催について

1.開催の概要

  1. 開催日:令和6年10月22日(火曜日)
  2. 会場:岩手県立山田高等学校
  3. 対象:2年生24名
  4. 授業の内容
  • 日本の財政についての説明

 身の回りの公共サービス・公共施設と税金の関係や、国の歳入・歳出予算の中身など、国の財政の現状と課題について、財務事務所職員が講師となって説明しました。

  • 山田町の財政についての説明

 山田町の財政状況や人口減少が及ぼす町への影響のほか、町民がまちづくりに参加することの大切さについて、山田町職員が講師となって説明しました。

  • フューチャーデザイン(グループワーク)

 生徒が2050年の山田町に生きる未来人になりきり、2050年の山田町がどうなっているかを話し合いました。その後、話し合った未来をもとに、現代の山田町に向けてアドバイスをしました。

  • 予算編成シミュレーション(グループワーク)

 未来人からのアドバイスを踏まえて、山田町をより良くするためにはどのような取り組みを行い、歳入と歳出をどのように増減させたらよいかについて話し合い、グループごとに町の予算案を作ってもらいました。最後に、作成した予算案についての発表も行いました。

 

2.生徒からの感想

  •  予算編成ワークで、山田町をより良くするために何が必要で何が必要ないか、その予算はどうなるか考えながら決めていくのは難しかった。
  •  国と山田町の財政状況をとおして、山田町の未来の状況を見据えていくことが大切だと学んだ。予算編成を通じて、未来の山田町民のためにできることが多くあると感じた。
  •  町を運営していくために財政がどれだけ大切なのかを知ることができた。講義を聞いて、山田町の将来が悪化することは予想されたが、改善方法や利益になることを考えるのは難しかった。

3.講師から

  • 盛岡財務事務所
 講義やフューチャーデザインワークを踏まえて、これからの山田町をよりよくするために何をすべきか、その負担はどうするかを試行錯誤しながら、予算案を作成している姿が印象的でした。今回の授業が、日本や町の財政に対する興味と、自分たちが暮らす地域をより良くする方法を考えるきっかけとなれば嬉しいです。
  • 山田町
 自分たちが住んでいる町が住みやすくなるためにはどうしたらよいか、自分事として考え、まちづくりに関わっていくことは、民主主義社会に生きる私たちにとって、大切なことだと思います。
 山田高校では、毎年ふるさと探究の授業の一環として高校生議会を開催し、町へ政策提言を行っていますが、その際には「給付と負担」のバランスを考慮することも忘れてはいけません。
 授業だけでなく、日常生活の中でもまちづくりに興味を持っていただき、一緒に住みやすいまちづくりを考えていきましょう。

4.当日の授業の様子

日本の財政の講義を受けている様子

 

未来人からのアドバイスを踏まえて山田町の予算編成を行っている様子

 

本ページに関するお問い合わせ先

東北財務局 盛岡財務事務所 総務課
電話:019-625-3351
 

PDFファイルをご覧いただくにはAdobe Acrobat Reader(無償)が必要です。
ダウンロードした後インストールしてください。

Get Adobe Acrobat Reader