租税教室×財P（in 岩手県立遠野緑峰高等学校）の開催について
最終更新日：2023年8月2日
財務省盛岡財務事務所では、日本の財政を学びながら、この国と自分の将来について考える力を育むことを目的とした、財政教育プログラム（財P）を実施しています。
このたび、岩手県立遠野緑峰高等学校の生徒を対象に、租税教室とタイアップした授業を、以下のとおり開催いたしました。（本授業では、フューチャーデザインの考えを取り入れたワークも実施しております。）
※租税教室とは、次代を担う児童・生徒たちに税の意義や役割を正しく理解してもらい、社会の構成員として税金を納め、その使い道に関心を持ち、さらには納税者として社会や国の在り方を主体的に考えるという自覚を育てることを目的とした、国税庁主体の取組みです。
※フューチャーデザインとは、「数十年先の未来からタイムマシンで飛来した未来人」という仮想のもと、「将来世代がよりよく生きるため」という観点から、思考・検討・議論する手法です。
1．開催の概要
- 開催日：令和5年6月29日（木曜日）
- 会場：岩手県立遠野緑峰高等学校
- 対象：2年生、3年生
- 授業の内容：
- 日本の租税と財政についての説明
日本の税金の種類、歳入歳出予算や国債発行残高の推移などについて、財務事務所職員が講師となって説明しました。 - フューチャーデザインについての説明
フューチャーデザインについて、考え方の特徴などを説明した後、生徒が未来人になりきり、現在の日本にメッセージを送るというワークショップなどを行いました。 - グループワーク
未来人からのメッセージを踏まえ、グループごとに来年度の歳入歳出をどのように増減させるか、既存の予算にとらわれず自由な発想で話し合いを行ってもらいました。最後に、検討した予算についての発表も行いました。
2．生徒の皆さまからの声
- 今までただ税の種類や動きだけ知っていたけど、今回のようなグループワークを踏まえながらやると、とても分かりやすく、税について興味を持てるようになった。
- 今回の講義を受けて、どうしたらよい日本になるかを考えることができた。あまりこういう機会がないので、とても参考になった。
3．講師から
未来人の立場となり、より良い社会づくりのためにはどうしたらいいか、いろいろな意見を出し合っていたのが印象的でした。予算編成を考えるのは難しかったと思いますが、今回の授業が日本の財政についてより興味を持つきっかけとなれば幸いです。
4．当日の授業の模様
講義の様子
グループワークの様子
本ページに関するお問い合わせ先
東北財務局 盛岡財務事務所 総務課
電話：019-625-3351
