租税教室×財P(in 岩手大学教育学部附属小学校)の開催について
最終更新日:2024年8月23日
財務省盛岡財務事務所では、日本の財政を学びながら、この国と自分の将来について考える力を育むことを目的とした、財政教育プログラム(財P)を実施しています。
このたび、岩手大学教育学部附属小学校の児童を対象に、租税教室(※)とタイアップした授業を、以下のとおり開催いたしました。
※租税教室とは、次代を担う児童・生徒たちに税の意義や役割を正しく理解してもらい、社会の構成員として税金を納め、その使い道に関心を持ち、さらには納税者として社会や国の在り方を主体的に考えるという自覚を育てることを目的とした、国税庁主体の取組みです。
1.開催の概要
- 開催日:令和6年7月11日(木曜日)
- 会場:岩手大学教育学部附属小学校
- 対象:小学6年生を中心とした3クラス
- 授業の内容:
- 日本の租税と財政についての講義
日本の税金の種類や役割についてクイズを交えて説明したほか、身の回りの公共サービス・公共施設と税金の関係や国の歳入・歳出予算の中身など、日本の財政の現状と課題について説明しました。
- 予算シミュレーション
「もし自分が人口100人の日本村の財務大臣だったら?」という想定のもと、グループで「理想の村にするためには予算をどうしたら良いか」を話し合い、ワークシートを使って歳入・歳出予算のシミュレーションを行いました。最後に、検討した予算についての発表も行いました。
2.児童からの感想
- 自分たちが普段生活している中にはたくさんの税金の種類があり、それによって自分たちの生活が支えられていることが分かった。
- 日本村の予算を考えてみて、歳出を増やせば歳入を増やさなければならず借金が増えてしまうため、歳入歳出のバランスをとりつつ今と未来のことを考えることが大事だと感じた。
- 借金や日本村に住んでいるお年寄りや子供たちのことを考えて、予算を作るのは難しかった。18歳になったら自分が政治を決めているという責任をもって選挙で投票したい。
3.講師から
講義では、学校で勉強するために税金が使われていることや日本の財政の課題についてお話ししました。グループワークでは、「子供に使うお金を増やしたいけど、代わりにここを減らすとお年寄りが困るかな」などと、頭を悩ませながらも活発に議論する姿が印象的でした。今回の授業が、財政に関心を持つきっかけとなれば幸いです。
4.当日の授業の模様
児童がクイズに回答している様子
児童がグループワークで予算シミュレーションを行っている様子
本ページに関するお問い合わせ先
東北財務局 盛岡財務事務所 総務課
電話:019-625-3351