租税教室×財P(in 岩手大学教育学部附属小学校)の開催について
最終更新日:2025年8月7日
財務省盛岡財務事務所では、日本の財政を学びながら、この国と自分の将来について考える力を育むことを目的とした、財政教育プログラム(財P)を実施しています。
このたび、岩手大学教育学部附属小学校の児童を対象に、租税教室(※)とタイアップした授業を、以下のとおり開催いたしました。
※ 租税教室とは、次代を担う児童・生徒たちに税の意義や役割を正しく理解してもらい、社会の構成員として税金を納め、その使い道に関心を持ち、さらには納税者として社会や国の在り方を主体的に考えるという自覚を育てることを目的とした、国税庁主体の取組みです。
1.開催の概要
- 開催日:令和7年6月9日(月曜日)
- 会場:岩手大学教育学部附属小学校
- 対象:6年生95名
- 授業の内容:
税についての講義
税金の必要性や種類、仕組みなどについて、税務署職員が講師となって説明しました。
財政についての講義
歳入・歳出予算や国債発行残高の推移などについて、財務事務所職員が講師となって説明しました。
予算編成シミュレーション(グループワーク)
「もし自分が人口100人の日本村の財務大臣だったら?」という想定のもと、グループで「理想の村にするためには予算をどうしたら良いか」を話し合い、ワークシートを使って歳入・歳出予算のシミュレーションを行いました。最後に、作成した予算案について発表も行いました。
2.児童からの感想
- 自分たちが中心となって村の予算を考えるのは村人たちの想いや村の状況なども考えなければならず大変だったけれど、そのおかげで税金への興味がわいた。
- 歳入・歳出予算を考えるのは大変だったけれど、自分が理想とする村を作ろうと頑張るのは楽しいと思った。
- 税金がどこにどのように使われているかがよくわかり、税金の大切さを感じた。
3.講師から
講義では、税金の使われ方や日本の財政の課題についてお話ししました。グループワークでは、「地方の活性化や教育にお金を増やしたいけど、代わりにここを減らすとお年寄りが困るかな」などと、頭を悩ませながらも活発に議論する姿が印象的でした。また、短い時間の中でたくさんの意見を出していただき、皆さんのチームワークの良さと想像力には脱帽しました。
今後も自由な幅広い発想を大切に、租税と財政に関心を寄せていってほしいです。
4.当日の授業の様子
説明を聞いている様子
グループワークの様子
予算案発表の様子
本ページに関するお問い合わせ先
東北財務局 盛岡財務事務所 総務課
電話:019-625-3351