ページ本文

金融経済教育講座「令和5年度 高校生等を対象とした金融経済セミナー」(in岩手県立釜石祥雲支援学校)の開催について

 盛岡財務事務所では、地域連携・地方創生に向けた取組みの一環として、当所職員が地域に直接出向き、金融知識の普及・向上を目的とした金融経済教育講座を実施しています。
  このたび、岩手県立釜石祥雲支援学校において、高等部1年生から3年生の生徒の方々を対象に、金融トラブルの未然防止に関する金融経済セミナー(主催:岩手県金融広報委員会※)を前年に引き続き開催しました。

※岩手県金融広報委員会:
 岩手県、日本銀行盛岡事務所、東北財務局盛岡財務事務所、県内の金融機関などによって構成する団体。中立・公正な立場から、暮らしに身近な金融に関する情報を提供しています。

1.講座の概要

  1. 開催日:令和5年12月18日(月曜日)
  2. 会場:岩手県立釜石祥雲支援学校
  3. 対象:高等部1年生から3年生23名
  4. 講座内容:「身近なお金のはなし」
    【ワーク】
     生徒どうしで卒業後やってみたいこと、楽しみにしていることを質問しあいながら、将来必要となるお金について学びました。

    【お金の支払いの仕方】
     スマートフォンを利用したソーシャルゲームの課金を身近な事例として取り上げ、対話方式により生徒たちの発言を引き出しながら、課金の仕組みや代表的な資金決済方法(現金、キャッシュレス)の違いについて学びました。

    【身近に起こるお金のトラブル】
     学校の先生方とともにSNSを利用した商品購入トラブルやスマートフォンに着信した架空請求詐欺メールの寸劇を披露し、金融トラブルへの対処方法について学びました。

2.学校からの声

  • 個人ワークやイラストを用いたスライド資料や寸劇を取り入れたことで生徒達は具体的なイメージを描くことができ効果的であったと思います。
  • スマートフォンを利用したゲーム課金は、今の生徒達にとって身近でわかりやすい内容だったので、今後も講座の中で取り上げていただければと思います。
  • 支援学校の生徒達にとって最低限必要とされるお金に関する知識についてわかりやすく説明していただきました。

3.生徒からの声

  • スマートフォンのゲームでたくさん課金すると、その分お金がかかることがわかりました。
  • 怪しいメールが来た時は、相手先に電話をしないことや消費生活相談窓口に電話することが大切であることが一番印象に残りました。
  • クレジットカードは魔法のカードではないことがわかりました。

4.講演者から

 

  • 将来必要となるお金を考えるワークでは、生徒の皆さんが自由に発想を膨らませて取り組んでいた姿が印象に残っています。先生方にも声がけや寸劇等でご協力いただき、おかげで理解がより深まったと感じています。今回の講座が、今後皆さんが生活を送る中で少しでも役に立てば幸いです。

5.当日の講座の模様

講師が生徒に話しかけている様子

講座の様子

 


先生方が寸劇をしている様子
 

本ページに関するお問い合わせ先

東北財務局 盛岡財務事務所 理財課

電話:019-625-3353
 

PDFファイルをご覧いただくにはAdobe Acrobat Reader(無償)が必要です。
ダウンロードした後インストールしてください。

Get Adobe Acrobat Reader