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金融経済教育講座「令和4年度 高校生等を対象とした金融経済セミナー」(in岩手県立遠野緑峰高校)の開催について

 盛岡財務事務所では、地域連携・地方創生に向けた取組みの一環として、当所職員が地域に直接出向き、金融知識の普及・向上を目的とした金融経済教育講座を実施しています。
  このたび、遠野市主催消費者教育出前講座において、岩手県立遠野緑峰高校1年生の学生の方々を対象に、遠野市消費生活センターとの連携の下、金融トラブルの未然防止に関する金融経済セミナーを開催しました。
 

1.講座の概要

  1. 開催日:令和5年1月25日(水曜日)
  2. 会場:岩手県立遠野緑峰高等学校
  3. 対象:1年生 33名
  4. 講座内容:「人生設計とお金のかかわり」
    【人生設計とお金のかかわりについて】
     お金が持つ特徴やお金は働くことで生まれてくることと併せて、人生設計においては「信用」「自立」が大切なキーワードであることを学びました。

    【家計(お金)の管理について】
     生徒の皆さんが、今後自らが経済活動を行っていく上で、適切な判断をするための金融リテラシーの必要性について、将来の収入と支出の生活費をシミュレーションする個人ワークや、生徒同士のグループワークによる意見交換、生徒と教諭、講師との対話を通じて、能動的に学びました。
     クレジットカードを身近な事例として取り上げ、代表的な資金決済方法(一括・分割・リボ)や、決済方法に応じた手数料負担(イメージ)について学びました。
     また、イラストを活用しながら、近年普及しているQRコード・バーコード決済の基本的な仕組みについても学びました。
     
    【日常生活で遭遇する金融トラブルを紹介】
     金融特殊詐欺犯罪の手口や典型的な悪質商法について実例や寸劇を交えて紹介し、金融トラブルへの対処方法について学びました。

2.学校からの声

  • 講座内容がわかりやすく、生徒は自分ごととして考えるきっかけになったと思います。
  • 長時間のセミナーでしたが、実例の紹介や寸劇を用いたことで、生徒は興味関心を持ち続けることができたと思います。

3.生徒からの声

  • 給料をもらうようになったら、計画的に貯蓄やお金を使うことで楽しい人生にしていきたい。
  • 自分が大人になった時やトラブルにあった時に今回の講座で習ったことを思い出したい。
  • お金とのかかわり方や人生設計、気をつけることなどを詳しく知ることができたので良かった。
  • クレジットカードは使うかもしれないので、メリット、デメリットを知ることはとてもためになった。

4.講演者から

 

  • デジタル化の進展で金融を取り巻く環境は大きく変化していますが、1人ひとりが自立してお金の管理を行っていくことの大切さはこの先も変わりません。金融の知識をしっかり身に付けて、それぞれの未来を切り拓いていって欲しいと思います。
  • 相談事例を他人事と思わず、自分事としてとらえ、トラブルに巻き込まれないための知識を身に着けることは、とても大切なことです。万が一、消費者トラブルに遭遇した場合、周りの人に相談をする、または、相談窓口を利用するということは決して恥ずかしいことではありません。皆さんから寄せられた相談は、データ化し、注意喚起することで、他のトラブルを回避し、消費者トラブルに遭われた方々の問題解決の糸口になることがあります。安全・安心に暮らすことができる「消費者市民社会」を皆さんの手で作り上げていって欲しいと思います。

5.当日の講座の模様

講師が信用、自立が大切なキーワードであることを説明している様子
講座の様子

生徒が将来の支出費用を真剣に考えている様子
ワークの様子


消費トラブル事例を紹介している様子(遠野市消費生活センター相談員)

本ページに関するお問い合わせ先

東北財務局 盛岡財務事務所 理財課

電話:019-625-3353
 

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