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金融経済教育講座「令和4年度 高校生等を対象とした金融経済セミナー」(in岩手県立宮古恵風支援学校)の開催について

 盛岡財務事務所では、地域連携・地方創生に向けた取組みの一環として、当所職員が地域に直接出向き、金融知識の普及・向上を目的とした金融経済教育講座を実施しています。
  このたび、岩手県立宮古恵風支援学校において、高等部1年生から3年生の学生の方々を対象に、金融トラブルの未然防止に関する金融経済セミナー(主催:岩手県金融広報委員会※)を前年に引き続き開催しました。

※岩手県金融広報委員会:
 岩手県、日本銀行盛岡事務所、東北財務局盛岡財務事務所、県内の金融機関などによって構成する団体。中立・公正な立場から、暮らしに身近な金融に関する情報を提供しています。

1.講座の概要

  1. 開催日:令和4年11月21日(月曜日)
  2. 会場:岩手県立宮古恵風支援学校
  3. 対象:高等部1年生から3年生30名
  4. 講座内容:「身近なお金のはなし」
    【ペアワーク】
     生徒どうしで卒業後やってみたいこと、楽しみにしていることを質問しあいながら、将来必要となるお金について学びました。

    【お金の支払いの仕方】
     スマートフォンを利用したソーシャルゲームの課金を身近な事例として取り上げ、対話方式により生徒たちの発言を引き出しながら、課金の仕組みや代表的な資金決済方法(一括・分割・リボ)、支払う金額の違いについて学びました。
     
    【身近に起こるお金のトラブル】
     学校の先生方とともに懸賞金詐欺犯罪や動画共有サイトを悪用した詐欺犯罪の寸劇を披露し、典型的な悪質商法や様々な金融トラブルへの対処方法について学びました。

2.学校からの声

  • お金の様々な支払方法や生徒が直面しそうなトラブルについて、掲示物や劇を取り入れて、分かりやすく教えていただきました。お金の大切さを知り、詐欺などにあわないために情報を自分で判断することの大切さを学びました。また、スマートフォンを持っている生徒が多いので、ゲームやメール、動画などのアプリケーションの安全な使い方を確認する機会にもなりました。

3.生徒からの声

  • クレジットカードの支払いの仕方に違いがあることが印象に残った。
  • 買い物をする時に、クレジットカードで会計をすると楽になるが、後からクレジットカード会社にお金を返さなければならないことを理解した。
  • ソーシャルゲームで課金される理由、支払わなければならない理由をもっと詳しく知りたかった。

4.講演者から

 

  • 前年に引き続き、今年も金融経済教育講座を開催させていただきました。事前に内容について担任の先生と打合せを行い、講義の中で特に覚えて欲しい内容などについて見直しを行いました。
  • 先生方のご協力を得ながら給付金等の当選メール詐欺、動画共有サイトを悪用した詐欺犯罪の寸劇を新たに織り交ぜましたが、先生方の迫真の演技は生徒の皆さんに強く印象に残ったのではないかと思います。金融トラブルに巻き込まれないように、今後の生活の中で意識してもらえると嬉しいです。

5.当日の講座の模様

生徒がワークに集中して取り組んでいる様子
ワークの様子

講座の内容が生徒達に強く心に残るように、先生方が迫真の演技をしている様子
先生方が寸劇をしている様子

講師がソーシャルゲームで課金されたお金は保護者が払っていることをわかりやすく説明している様子
ソーシャルゲームの課金を説明している様子
 

本ページに関するお問い合わせ先

東北財務局 盛岡財務事務所 理財課

電話:019-625-3353
 

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