金融経済教育講座「令和3年度 高校生等を対象とした金融経済セミナー」(岩手県立大槌高等学校)の開催について
最終更新日:2022年4月5日
盛岡財務事務所では、地域連携・地方創生に向けた取組みの一環として、当所職員が金融知識の普及・向上を目的とした金融経済教育講座を実施しています。
このたび、岩手県立大槌高等学校の卒業を間近に控えた学生の方々を対象に、社会人に必要な金融知識に関する金融経済セミナー(主催:岩手県金融広報委員会※)をリモートで開催しました。
※岩手県金融広報委員会:
岩手県、日本銀行盛岡事務所、東北財務局盛岡財務事務所、県内の金融機関などによって構成する団体。中立・公正な立場から、暮らしに身近な金融に関する情報を提供しています。
1.講座の概要
- 開催日:令和4年2月21日(月曜日)
- 開催方法:リモート(新型コロナウイルス感染防止の観点から、岩手県立県民生活センター(盛岡市)にご協力いただき、同センターと高校をリモートで繋ぎ開催しました)
- 対象:岩手県立大槌高等学校 3年生 39人
- 講座内容:「ひとり立ちに必要なお金の知識」
生徒の皆さんが、今後自らが経済活動を行っていく上で、適切な判断をするための金融リテラシーの必要性について、将来の収入と支出の生活費をシミュレーションする個人ワークや、生徒同士のグループワークによる意見交換、参加者と教諭、講師との対話を通じて、能動的に学びました。
また、クレジットカードを身近な事例として取り上げ、代表的な資金決済方法(一括・分割・リボ)や、決済方法に応じた手数料負担(イメージ)についても学びました。
【奨学金返済が遅れることによる影響について】
返済が遅れることにより、他の金融債務と同様に、遅延損害金が発生するなど具体的な影響を理解していただくことと併せて、その対応についても学びました。
金融犯罪の手口や典型的な悪質商法について寸劇を交えて紹介し、金融トラブルへの対処方法について学びました。
2.生徒からの声
- 自分たちはもう成人になるので、自由の幅が増える分、責任も大きくなっていくので、詐欺などに騙されないようにはっきり断ることを心掛けていきたい。
- 最近の世の中で起こりやすい金銭トラブルを例に挙げての説明がとても分かりやすった。
- 「収入」と「支出」を周りの人と共有したり、自分で考えられたのでよい経験になった。
3.学校からの声
- クレジットカードを作ることにより生じるデメリットや気をつけるべきことを学ぶことができたほか、詐欺の実例を知ることができた。
4.講演者から
- 当事務所による金融経済セミナーとしては初のリモート開催でしたが、大槌高等学校の教員の皆様と、リモートで会場を繋いでくださった岩手県立県民生活センターの職員の皆様のお力添えにより、無事開催できましたことに感謝しています。
- セミナー開催後に頂いたご意見を参考に、生徒の皆様にとってより実りある講座となるよう努めて参りたいと考えております。
5.当日の講座の模様
講師側会場の様子
本ページに関するお問い合わせ先
東北財務局 盛岡財務事務所 理財課
電話:019-625-3353