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『利用者のための金融検査宣言』について

 金融機関は、預金の受入れや給料等の自動振込みなど一般の方々の生活に密接に関係する業務等を行っております。
 東北財務局では、金融機関に対する適時・適切な検査を通じて、地域の利用者の皆様に「安全・安心」をお届けしています。
  1. 金融機関に対する検査は、預金者等一般の利用者の保護や金融システムの安定などのため、検査官が実際に金融機関に立入り、各金融機関の抱える様々なリスクを把握・検証し、金融機関とそれに対する認識を共有することにより、金融機関の速やかな経営改善につながるように実施しております。

     

    実際の検査は、
    (1)金融機関役職員の法令等遵守態勢(コンプライアンス)や、顧客保護等管理態勢(預金・投資信託等の販売時における説明責任の適切な履行等)が確立されているか。  
    (2)金融機関が自らの保有する貸出金等の資産を正しく評価し、それに基づき、万が一貸出先の状況が悪化した場合でも、他の預金者等に迷惑を及ぼさないよう、必要な準備(償却・引当額の計上)を行っているか。 などの視点等から実施しており、

     

    検査においては、
    • 不祥事件の届出を怠っていたため行政処分につながったもの、
    • 苦情等の発生原因の分析、再発防止策の検討がされていないとして指摘しているもの、
    • 金融機関が自ら計上した額に追加して償却・引当額を計上する必要があるとして指摘しているもの、

    などがみられています。
     

  2. 東北財務局管内には、平成18年1月末現在で、16の銀行、33の信用金庫、18(うち地域信用組合14)の信用組合、合計67の金融機関が東北地方に本店を有し地域のために営業しております。
     当局は、これからも、平成18年2月10日から施行される「偽造カード等及び盗難カード等を用いて行なわれる不正な機械式預貯金払戻し等からの預貯金者の保護等に関する法律」(通称:預金者保護法)を踏まえた厳正な検査や、金融検査評定制度の導入に向けた対応を含め、金融機関と一般の方々が安心して取引ができるよう、効果的な検査等を通じて金融機関の健全性等の確保に努めていくこととしております。
 東北財務局では、利用者のご相談を直接お受けしたり、消費者生活センターや金融サービス利用者相談室などを通じて利用者の声をお聞きして、検査に役立てております。更に、ホームページ(以下のとおり)に「検査情報受付窓口」を開設して検査実施中の金融機関名を掲載したりしており、広く一般の方々から金融機関に関する情報を受け付けております。

本ページに関するお問い合わせ先

東北財務局理財部検査総括課
電話:022-263-1111(内線3029)

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