ページ本文

事業者支援に係る勉強会 in岡山「~予兆管理・業種別支援の着眼点(製造業)~」を開催(令和7年1月)

開催経緯 

 岡山財務事務所では、地域が抱える様々な課題の解決に向けた取組を支援することを目的として、課題の内容に応じ、セミナーや勉強会等を開催しています。

 近年、原材料・エネルギー価格等の高騰や円安、人手不足といった厳しい環境に置かれた事業者が数多く存在し、倒産件数が増加傾向にある中、地域の金融機関からは「融資先のタイムリーな業況把握とモニタリングに苦慮している」という声が聞かれたことから、今回、金融機関及び支援機関の職員を対象に、事業者の状況変化の兆候を適時に把握し、最適なソリューションを提供するなど、事業者に一歩先を見据えた早め早めの対応を促していくためのスキルの向上等に資する勉強会を開催しました。

       開会挨拶

       (開会挨拶 岡山財務事務所 小田川所長)

開催日時

 令和7年1月31日(金曜日)13時10分から16時30分

参加者

 岡山県内の地域金融機関や支援機関等 64名

内容

(1)

講師

株式会社東京商工リサーチ岡山支店 情報部長 浅利 賢 氏

テーマ 2024年岡山県倒産総括-近年の倒産傾向
内容

最近の岡山県内企業の倒産傾向や予兆管理のポイントについてご説明いただきました。

       浅利部長の説明

       (東京商工リサーチ岡山支店 浅利情報部長)

(2)

講師

株式会社地域経済活性化支援機構 地域金融連携部 担当部長 坂本 公輝 氏

テーマ 営業店のための予兆管理と事業者支援
内容

財務諸表から企業の粉飾を見抜くためのポイントや与信検討時の留意点をご説明いただきました。

        坂本部長の説明

       (株式会社地域経済活性化支援機構 坂本担当部長)

(3)

講師

中小企業診断士 北川 健介 氏

テーマ

現場を知ればリスクが見える-中小製造業の現場を理解するための視点-

内容 製造業者支援の際の業況把握のポイントや現地調査時の着眼点についてご説明いただきました。

        北川診断士の説明

       (中小企業診断士 北川氏)   

取組の成果

 参加者からは「予兆管理について、財務3表の読み解きポイントは有用であり、社内で共有し支援レベルの向上に繋げて行きたい」、「倒産・粉飾決算の傾向や製造業における実際の現場のヒアリング、着眼点について学習ができて非常にためになった」、「製造業に関する事業実態の把握に苦手意識があったが、今回の勉強会を終えて理解ができたので、実際に事業者との面談に生かしたい」といった感想をいただいており、参加者の皆様の新たな知見・ノウハウの習得、実務スキル向上に寄与するものとなったのではないかと考えております。

 岡山財務事務所としましては、地域経済の維持・活性化や地域の課題解決の一助となれるよう、引き続きこうした取組を継続してまいりたいと考えております。

本ページに関するお問い合わせ先

中国財務局岡山財務事務所理財課
電話:086-223-1131(代表)

PDFファイルをご覧いただくにはAdobe Acrobat Reader(無償)が必要です。
ダウンロードした後インストールしてください。

Get Adobe Acrobat Reader