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財政教育プログラム(鳥取財務事務所)

小・中・高校生を対象に、ニュートラルな主権者教育の一環として、アクティブラーニングを取り入れた日本の財政についての授業を行っています。 財政教育プログラムリーフレット(PDF形式:1.79MB)

「アクティブラーニング」とは、教員による一方的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた授業・学習法の総称で、平成29年3月に公表された新学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」と言い換えられています。

講座の内容

プログラムの構成【基本構成】①学校での事前学習 ②座学授業(講師作成資料、動画資料等を活用) ③グループワーク(予算編成シミュレーション等) ④グループ発表 ⑤しめくくり(参政権の話) 〔授業後:学校関係者・財務省関係者等による反省会〕   教材例 パンフレット『日本の「財政」を考えよう』 財政の現状を理解し、財政を自分自身に関係するものとして捉えてもらうことをコンセプトとし、分かりやすい図やグラフを用いて約20枚の分量で構成。 動画『日本の「財政」を考えよう』財政学習教材に沿った内容。公民や現代社会などの授業などで活用いただきやすいよう、約13分間で構成。  

講座の様子

小学校での実施例

鳥取大学附属小学校での財政教育プログラムの様子

令和4年6月14日(火曜日)、鳥取財務事務所は、鳥取税務署と合同で、鳥取大学附属小学校において、6年生を対象に「財政教育プログラム」を実施しました。

日本の財政について座学で学んだあと、どんな社会になってほしいか、そのために国の予算をどうしたらいいかをグループで話し合いました。その後、隣のグループ同士で内閣役と国会議員役になったつもりで発表・質疑応答を行い、お互いの予算について議論しました。

授業後、児童の皆さんからは「自分には無い意見が出て、他の班と意見を交換出来て良かった」「財政は自分達の生活や、将来が関わっていることがわかった」などの感想をいただきました。

中学校での実施例

鳥取大学附属中学校での財政教育プログラムの様子

令和3年10月6日(水曜日)、鳥取大学附属中学校において、3年生を対象に「財政教育プログラム」を実施しました。
財政や社会保障制度の現状と課題を説明した後、理想の社会にするには、どのような社会保障制度にしたらよいか班で議論し、作成した改革プランを他の班に発表し質疑応答していただきました。
授業後、生徒の皆さんからは「財政にもっと関心を持ち、知識、理解を深めていきたいと思いました」「自分達の思う未来にするため積極的に選挙に参加したいと思いました」などの感想をいただきました。
 

高等学校等での実施例

クラーク記念国際高等学校での財政教育プログラムの様子

令和4年6月9日(木曜日)、鳥取財務事務所は、鳥取税務署と合同で、あすなろ高等専修学校クラーク記念国際高等学校鳥取キャンパスにおいて財政特別授業「地方版財政教育プログラム」を実施し、学年制3年生の皆さんに、国や鳥取県の財政の現状や課題について学んでいただきました。

グループになり鳥取県予算を考えるワークでは、全員にPCを配布したうえで、暮らしやすい社会にするためにどの分野に予算を多く配分したらよいか予算シミュレーションを行いつつ、活発に議論していただきました。その結果、「財政について深く知ることができた。自分達で考えることで難しさが伝わった」、「今まで考えたことがなかったことについて面白く学べた」といった感想をいただきました。

 

鳥取県と連携した地方版財政教育プログラムの実施例

生徒達がパソコンの前に集まってグループワークする様子の写真

令和3年11月30日(火曜日)、鳥取県立鳥取西高等学校において、鳥取税務署と連携して、1年生を対象に「地方版財政教育プログラム」を実施しました。

国の財政や社会保障制度の現状と課題を説明した後、鳥取県の財政状況を説明し、鳥取県知事になったつもりで班ごとに県予算案を作成し、発表していただきました。

授業後、生徒の皆さんからは「財政の話を聞いて他人事ではなく身近な問題だと感じることが出来ました」「全ての人にとって住みやすい社会をつくるのは難しいと思いました」などの感想をいただきました。

 

 

生徒達がカメラに向かって発表する様子の写真

令和4年2月14日(月曜日)、上記の授業で生徒が作成した県予算案について、生徒間の投票によって選定された代表2案を、生徒から鳥取県財政課へ発表していただきました。

発表は感染拡大防止の観点からオンラインで実施され、生徒からは「持続可能な県を目指すため、子育てや商業の支援を増やす」など、自分達が考えた予算案の内容を説明していただきました。発表を受けた鳥取県財政課からは「それぞれに説得力があった。今後も県予算に関心を持ってほしい」と講評していただきました。

 

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