金利表示の見方と注意点
最終更新日:2024年1月10日
お金を預けたり、借りたりする時には、利息(利子)が発生します。元本に対する利息の割合のことを「金利」と言いますが、金融商品の広告などで「金利」を目にする機会も多くなっています。こうした「金利」を正しく理解するためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
まとめ
お金を預ける時であってもお金を借りる時であっても、金利は年単位で表示されることが基本となっています。この基本を認識したうえで、預ける時と借りる時のそれぞれに注意すべき点を押さえておきましょう。
お金を預ける時は、表面上高い金利が目につきがちですが、あくまでも年利表示なので、期間1年未満の際は、見込み違いの契約にならないように、預入期間にも着目して実際の利息額をイメージしてから判断するようにしましょう。
利息の計算式は、元金×年利×期間 です。
例えば、「金利3%(3ヶ月もの)」と表示されている定期預金に100万円預けた場合は、預入期間3ヵ月が一年の4分の1なので、3%の金利で得られる利息も年間分の4分の1(税引き前で7500円)となります。
お金を借りる時の金利は、実質年率(1年借りた時の利息に諸経費を加えて計算したもの)での表示義務や上限金利の制限が、法律等で定められています。年率以外の紛らわしい表示で、上限金利を超える契約を分かりにくくして勧誘する違法業者もいるので、そのような業者とは契約しないように注意しましょう。
関連リンク先
金融庁HP(暮らしとお金 )
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