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複利効果について

 金利には「単利」と「複利」の2種類がありますが、その選択によって最終的な資産の殖え方は異なってきます。将来の資産形成に向けて活用したい「複利効果」とはどのようなものなのでしょうか。

将来の資産形成について勉強中なんだけど、金利には単利と複利があると聞いたよ。 どういう違いがあるんだろう? ちゅうざいさんの発言、単利は、元本のみに利息が付く方式。複利は、利息を元本に組み入れて利息を計算する方式。複利は、同じ金利でも受け取る利息が単利よりも多くなるので、有利な運用方法と言えるよ。ねこさん、複利で運用する場合は、利息が利息を生む構図になっていて、とても効率的だね!ちゅうざいさん、ポイントを説明するよ。複利では、金利が高いほど、運用期間が長いほど、その効果は大きくなるので、将来に向けた資産形成を効率的に行うためには、こうした複利効果の活用が重要になるよ。例えば、複利効果がある金融商品や制度の活用を、なるべく早く始めて、長く続けることをオススメするよ。ただし、金融商品への投資にはリスクが伴うことを十分に理解して、余裕資金で行うことを心がけてね。ねこさん、なるほどね。資産を効率的に殖やすため、複利の効果を意識して長期の運用を検討してみようっと。

まとめ

 元本のみに利息が付く「単利」に対して、「複利」では、受け取った利息も元本に組み入れられて利息が計算されます。つまり、複利は、利息が利息を生む(利益が利益を生む)構図となっており、有利な運用方法と言えます。

 複利の効果は、金利が高いほど、運用期間が長いほど大きくなりますので、将来に向けた資産形成を効率的に行うためには、複利での運用を「なるべく早く始めて、長く続けること」が重要となります。また、現在、預貯金の運用では金利が低すぎてほとんど複利効果を期待できないので、複利効果を踏まえると、リスクをとって一定の利回りを期待できる投資信託(分配金なし)などへ長期運用することも選択肢の一つです。併せて、非課税制度であるNISAやiDeCoを上手く活用すれば、より効果的な運用となります。

 ただし、投資信託など金融商品への投資にあたっては、期待した複利効果を得られない可能性を含め、リスクが伴うことを十分に理解し、余裕資金で行うことを心がけましょう。

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本ページに関するお問い合わせ先

財務省中国財務局

理財部金融監督第三課 電話:082-221-9221(代表)

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