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「貯蓄」と「投資」は何が違うの?

 将来に向けてお金を準備するには、「資産形成」を行っていくことになりますが、「資産形成」には「貯蓄」と「投資」の2つの方法があります。「貯蓄」と「投資」には、どのような違いがあるのでしょうか。 

ねこさんの発言、ライフプランを考えると、将来必要なお金がたくさんありそうだなあ。日々の生活費もあるし、どうやって準備していこうかな?ちゅうざいさんの発言、将来のライフイベントを見据えて資産形成していく方法を考えてみようよ。元本保証があって安全性の高い貯蓄を家計の基本にしながら、中長期の視点で効果的に資産を増やす ために投資の活用も検討してみよう。ねこさん、貯蓄と投資か…どんな違いがあって、どう使えばいいのかな? ちゅうざいさん、ポイントを説明するよ。貯蓄は、銀行預金などでお金を蓄えること。金利が低くてお金を増やすことは期待できないけど、元本保証で自由に引き出すことができるから、日々の生活資金や近いうちに必要なお金などは貯蓄で準備しておきたいね。投資は、株式や投資信託の購入など、利益を見込んでお金を投じること。将来に多くのお金が必要になる老後資金などは、 長い時間をかけてリスクをコントロールしながらお金を増やしていく投資の活用が向いているよ。ただし、次の点は十分に理解しておこう。投資は自己責任であること。投資した資金を現金に換えるには一定の手順が必要なこと。投資には元本が保証されないリスクがあることなどだよ。参考として、貯蓄と投資の一般的な違いを示した対照表。ねこさん、なるほどね。貯蓄と投資を上手く組み合わせて、将来に向けた資産形成を考えてみようっと。

まとめ

 様々な考え方がありますが、一般的には、「貯蓄」とはお金を蓄えることで、銀行の預金などがこれに当たります。一方、「投資」とは利益を見込んでお金を投じることで、株式や投資信託などリスク性の金融商品購入がこれに当たります。

 銀行などに預けている普通預金などは、基本的に「自由に引き出せるお金」と言えるでしょう。日常生活資金を始めとした、すぐに必要となる可能性のあるお金は、こうした自由に引き出すことのできる「貯蓄」で持っておくことが大切です。

 一方、教育や老後資金など、今すぐに必要にならなくても、将来のために増やしていきたいお金は、株式や投資信託などを利用した「投資」で、長い期間をかけて少しずつ増やしていく方法もあります。価格が上下に変動する可能性もありますが、長い時間をかけてリスクをコントロールすることで、値上がりや利益の分配などを通じて、貯蓄よりも高い収益を期待できます。また、お金として引き出して使うためには、投資した資産を売却して現金に換えるなど、一定の手順を踏む必要があります。こうした性質により、一般的には、ある程度、先を見越した備えのために活用するのに向いています。

 「投資」の対象となるリスク性の金融商品には多種多様なものがありますので、「投資」を行う場合は、その商品特性や元本が保証されないリスクなどを十分に理解し、余裕資金で行うことを心がけましょう。

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本ページに関するお問い合わせ先

財務省中国財務局 

理財部金融監督第三課 電話:082-221-9221(代表)

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